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「令和の学校」ってどんな学校 No23 名張市立箕曲小学校

緊急事態宣言下の2学期のスタート。どこの小学校もコロナ対応に神経を尖らせている。名張市の小学校は、9月1日が2学期始業式、2日から給食開始、例年通りである。しかし、感染拡大で学校休校等の可能性も勘案し、オンライン授業ができる準備もしており、やはり、例年とは違う職員室での先生方の様子を、前田かおり校長に尋ねてみる。
オンライン授業は。
昨年からのGIGAスクール構想で、児童1人1台タブレットが配られている。本校はICTに堪能な教師が多く、授業でも積極的に使っている。児童のすべての家庭にWi-Fi環境があるのには驚いたが、児童が家庭にいて、各担任がZOOMでのオンライン授業も試験的にやってみたが、うまくできた。今後我々教職員がロイロノート等の活用など教材研究を進めながら、より質の高い授業にしていければと思う。どんなことにも、「ポジティブシンキング(前向きに考えること)で行こう」を合言葉にしている。
教員生活のスタートは。
結婚後家業の手伝いなどをしていたが、教員になりたいとの強い思いから、30歳を超えてからのスタートであった。新任として上野西小学校で4年間勤務をした後、名張市で教員生活を送るようになった。美旗小4年、錦生小で7年務めたが、いずれの学校でも多くの先輩の先生や保護者、地域の人にお世話になった。そんな中での思い出といえば、錦生小でのことかな。小規模校だったので、校務分掌(仕事の役割分担)が一人何役も持つことになり、いろいろ勉強ができたし、学年1クラスのため周りの先生の指導も受けながら、自分が思う学級経営や授業ができた。9人の5年生を担任している時、地域の人の協力を得て、田植えから稲刈りまで体験させていただいた。できた稲に何粒の米があるか調べ、それをご飯として食べさせていただくことの意味や意義を考えるという授業をした。また、めだかの観察や野菜を育ててみそ汁にしていただいたり、子ども自身が調べたり、体験したりなどの学習、「総合的な学習」で「命の学習」をした。子どもたちの眼の輝きを今でも覚えている……

続きは9月18日号の伊和新聞に掲載しています。
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