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名張市・伊賀市 NBC災害に合同で取組む

名張市消防本部にて3月13日、伊賀市・名張市NBC災害合同訓練が行われた。伊賀市・名張市消防連携に関する協定書に基づく災害時相互応援協定によるもの。NBC災害とは、核(nuclear) 、生物(biological)、化学物質(chemical)による特殊災害のこと。異なる洗剤を混ぜることで生じる化学物質による災害等は、日常的に発生する可能性がある。
今回の訓練は、名張市のスポーツジムのプール施設で塩素ガスが発生し、負傷者が複数いるという想定で、名張市消防本部が伊賀市消防本部に応援出動を要請し、両市が連携して救出・救護訓練を行った。初めに訓練スペース(南北約100㍍・東西約12㍍・目測)の北側3分の1付近にテープが張られ(侵入統制ライン)、その北側から訓練塔(災害現場の想定)周辺を立ち入り禁止の汚染ゾーンとみなし、出動した完全防護服の救助隊員4人が訓練塔から被害者(ダミー人形4体と、被害者役2人)を運び出した。その間に侵入統制ライン付近に、被害者除染用のエアテントが張られ、隊員除染用の簡易プールが設置された。被害者をトリアージし、1人をストレッチャーでエアテントに運び、シャワーで全身除染した。除染が済んだ被害者は、侵入統制ラインから外の、応急救護のためのゾーンに入った。救助隊員も簡易プールに立ち、防護服の上から下まで全身を洗われていた。除染に使う水は、オゾン水を使っているという。被害者を搬出した後には、現場確認・修復や、ガスの拡がりを防ぐため、応援の伊賀市の担当者が全身防護服で、現場に入っていった。
名張市消防本部消防救助室室長の宮阪登さんは、「過去に小規模の硫化水素漏れや練炭事故は幾度かあったが、伊賀・名張合同の事案は無かった。NBC災害はどこにでも起こり得る。伊賀市との連携協定で、直ぐに応援出動があるのは大変有意義」と話していた。
この日の訓練者は名張市18人、伊賀市10人、視察見学は名張市6人、伊賀市3人で合計37人であった。

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