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「常に志を高くして前を」名張市立看護専門学校で卒業式

名張市立看護専門学校(百合が丘西5)で3月3日、卒業式が行われ卒業生15人が3年間通った学び舎を飛び立った。
松井妙実校長は、卒業生一人一人に卒業証書を手渡し「新型コロナ禍の厳しい制約の中でよく頑張りました。4月からは一人前の看護師となります。失敗して挫折の危機を味わうこともあると思いますが、失敗の原因を追究し、失敗の先にある大きな成果を得るために頑張ってください。これからどのような厳しい状況に置かれても、志を高くもち前進してください」と励ました。
北川裕之名張市長は「地域医療を守っていく大変さと大切さを学ばれたことと思います。少子高齢化の中で医療のニーズは多種多様、複雑、高度化していく一方、患者さんの生活と人生に寄り添う崇高な仕事です。これからの活躍を祈っています」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生を代表して宮本京和さん(21)は「少しでも患者様やご家族にとって『より良い看護とは何か』を常に自問自答し、追及する姿勢を持って、自分の理想とする看護師像に近づけるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と答辞を述べた。
卒業生たちは、名張市立病院8人、その他県内医療機関1人、県外医療機関4人、進学2人にそれぞれ進む予定。国家試験の結果発表を25日に控えている。