旧上野庁舎を使ってフォトコンの集大成

伊賀市の中心部の住民で構成する「うえのまちまちづくり協議会」（菊野善久会長）は9月13日、「うえのまちのええとこフォトギャラリーin旧上野市庁舎」を開催すると発表した。会期は17日から25日（９日間）、時間は10時から16時（最終日は15時まで）。
当まちづくり協議会は、城下町の魅力を再発見するため「“うえのまちのええとこ”フォトコンテスト」を平成21年（２００９）から実施している。今回は17日10時30分から、令和３年のフォトコンテスト入選入賞発表・表彰式が行われ、同時に歴代のフォトコンテスト受賞作品を展示して、「うえのまちのええとこ」と旧上野市庁舎の歴史的・文化的価値を併せて発信する。なお令和４年は現在募集中。
長年空き家状態になっている旧上野市庁舎について、当協議会は有効活用で“うえのまち”に活気を与えるよう、具体的な活用方法について提案や要望をしてきた。消防、照明、換気が問題となり話は進展しなかった。今回写真展を行うことになり、まちの魅力の発信ができるようになった。この写真展では、街を13のエリアに分けたマップを作り、入選作をエリア内に配置したパネル展示と、それに準じた「うえのまちのええとこまっぷ」の配布を行う。
今回の入選入賞作は10点。過去の入選作と併せて１１３点が展示される。
「念願の旧庁舎の再利用が実現したことと、長年続けてきたフォトコンテストの集大成ができることで、場所と展示を併せてこの写真展を楽しんで欲しい。これをスタートに街中を回遊して楽しんで頂ければ」と菊野会長は話している。
旧上野庁舎は市議会で審議中の「にぎわい忍者回廊整備事業」に位置付けられ、整備が進められようとしている。
お問い合わせ先は、伊賀市産業振興部中心市街地推進課（うえのまちまちづくり協議会事務局）担当　内田、村脇（０５９５・22・９８２５）まで。