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決意も新たに・20歳の成人式

穏やかな晴天に恵まれた1月9日、名張・伊賀両市では成人式が行われた。今年の成人式の参加者は、名張市では対象者733人(761)中、513人(518)で70㌫(68・1)、伊賀市では対象者784人(895)中、600人(643)で76・5㌫(71・8)となった。( )内は昨年度の実績。
名張市はマツヤマSSKアリーナで
名張市ではマツヤマSSKアリーナ(夏見)で成人式が行われた。
新成人513人が出席した。今年も新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用・手指消毒はもとより、席の間隔を空け、国歌斉唱も司会者が「声を出さないで、心で歌って下さい」の案内に従って進行した。
亀井利克名張市長は「人生で最も大切な事は、勝ったかどうかではなく、正々堂々と戦ったかどうか、であり皆さんもこれからの人生を、正々堂々チャレンジャーとして、頑張って下さい。名張市は皆さんを応援しています」と挨拶した。
新成人を代表して、奥家楓さんと田中優衣さんが挨拶した。奥家さんは「美容専門学校で、2月、3月に受験する国家試験に向け、日々励んでいます。4月からはネイリストとして働き始めます。仕事を通してお客様にもお店の人にも頼られる人になりたいです」。田中さんは「専門学校へ通い、服飾について学んでいます。4年間ある学生生活の中で、色々なことを学び、吸収し、多くの人を喜びの気持ちや、わくわくした気持ちにすることのできる仕事に就く事が、今の私の目標です」とそれぞれ話していた。
参加した4人組の新成人に昨年選挙に行きましたか?と問いかけると「はーい、行きました!」「今年は行きまーす!」と元気な答えが返ってきた。
伊賀市は9中学校区に分散して
伊賀市では今年4月1日の民法改正により、来年度以降成人式を18歳で行うことが決定しており、令和5年には、年度内に20歳になった人は1月8日に、19歳になった人は3月19日に、18歳になった人は5月4日に成人式を行う。また令和5年度以降は5月4日18歳成人式を、今の分散型から市内一ヶ所で行うとしている。今年度は、民法改正前の最後の20歳成人式となった。
市内9中学校区ごとの開催のうち、青山ホールでは、市立青山中学校区の成人式が行われ、66人が参加した。第1部は、伊賀市と伊賀市教育委員会が主催する形で、岡本栄伊賀市長と市川岳人伊賀市議会議長が動画でお祝いのメッセージを贈った。第2部では、自分たちで組織した実行委員会が中心となって企画・制作した「小中学校の先生10人からのビデオレター」を放映し、約40分で終了した。
実行委員の一人は「コロナ禍で先生方に来ていただくことができなかったが、皆メッセージに協力していただき有難かったし、今日の式で参加者が思い出に浸りながら、静かに聞いてくれて嬉しかった」と語った。成人式に参加した、ともに保育士志望で桐ヶ丘在住の北出惟郁さんと喜多咲月さんは「今まで、教えてもらう立場だったが、これからは責任をもって教えられるようになりたい」「自分がそうであったように、子どもに夢を与えられる大人になりたい」と成人としての決意を語った。また、伊賀市の18歳成人式については「お酒やたばこは20歳にならないとだめなので、成人式も20歳でいいのでは」「高校卒業すぐの5月は何かと忙しいのでは」「今まで通り、中学校区での実施がよい」などの考えを話した。