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「伊賀忍者って何じゃ?」岡本市長がオンラインで忍者授業

2月22日「にんにんにん」の忍者の日を前に、18日岡本栄伊賀市長が、市立西柘植小学校(高橋昌史校長)6年生15人に、「伊賀忍者って何じゃ」をテーマにオンラインによる出前授業を行った。特製の赤い忍者衣装を身に纏った岡本市長は、「2月22日は何の日か」というクイズに子どもたちが、全員「忍者の日」と答えたことに満足をしながら、忍者の呼び方や忍者が伊賀で生まれた理由などについて、子どもたちに分かりやすく説明し授業を進めていった。途中、教材としてデジタルミュージアム秘蔵の国伊賀に収められている三大忍術書のひとつ、「万川集海」を取り上げ、児童に説明をした。その中で、特に忍者の重要な役割として「主君に集めた情報を伝えることと生きること」を挙げ、いつも穏やかな心でいる、善悪の判断を身につけてだまされないようにする「正心(せいしん)」が大切であることをコロナ禍での子どもたちの生活と関連づけて話をした。画面を通しての授業であったが、子どもたちは市長の話に熱心に聞き入っていた。市長の話を食い入るように聞いていた武田莉菜さんは「忍者は訓練したらだれでもなれますか」と市長に質問するなど、緊張のなかにも楽しく授業が行われた。
授業を終えて岡本市長は「対面での授業もいいが、これからの新しいツールとしてのオンラインでの授業も子どもたちに楽しんでもらえたのでは」と感想を述べた。また、藤澤久眞さんは「今まで忍者が分身の術などを使うイメージしかなかったけど、今日の話を聞いてそうじゃないということが分かった」と話した。
伊賀市が「忍者市」を宣言した2017年(平成29)の翌年から「市長による出前授業」が実施され今年で5回目。昨年までは授業終了後、市長も子どもたちと一緒に「忍者給食」を食べていたが、今年は中止。なお、市内の全小学校においては、18日および22日に「忍者給食」を実施した。