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「TOAテニスの杜」名張市民テニスコート愛称決定

名張市では、老朽化が進む名張市民テニスコート(夏見)9面を改修したのを機に、ネーミングライツパートナーを募集していたが、改修工事を施工した東亜道路工業株式会社に決定。名張市役所において3月23日、同中部支社(名古屋市)執行役員・吉田和博支社長と北川裕之名張市長が出席し調印式が行われた。期間は令和5年4月1日から令和10年3月31日の5年間で、1年あたり98万円。テニスコートの愛称は「TOA(とうあ)テニスの杜(もり)」と決まった。
調印式を終え、北川市長から「名張はテニスの盛んな所。老朽化が進んでいたコートの人工芝による全面改修ができた」と話すと、吉田支社長は「創業者の川口磐夫は名張出身であり、美旗中村に三重営業所を構えている。その創業の地・名張市民の皆様に生涯スポーツとしてテニスを楽しんでいただくことや、健康増進に寄与できればと思っている。今後TOA杯等市民に喜んでいただける企画を考えていきたい」と思いを語った。
リニューアルオープンセレモニー
改修した「TOAテニスの杜」で25日、行政や競技関係者約60人が参加しリニューアルオープニングセレモニーが行われた。
同テニスコートは、昭和46年3月に、名張中央公園に4面を開設、昭和52年には2面、昭和63年には3面増設して、計9面となっている。約40年間、市民に利用されてきたが風雨にさらされる中、部分改修等を行いながら、コートを維持してきた。しかしコート面の老朽化が進み、亀裂等安全面に問題が出てきたため、近年では使用できないコートが多くなってきた。こうした状況において、市テニス協会をはじめ、多くの団体や市民から改修の要望の声が大きくなり市では市民の要望に応えるため、関係者の協力を得ながら改修整備を実施。全9面を砂入り人工芝コートに改修し、25日のリニューアルオープンとなった。費用は1億2千万円で一部国の社会資本整備助成金を活用している。
式典に出席した北川市長は「素晴らしいコートができたので、多くの市民に活用してほしい。またテニス合宿など市内外の団体にも利用いただき、スポーツツーリズムとして活用していきたい」と挨拶した。また、市テニス協会斉藤健会長は「名張市では近年テニス人口が減少しているが、こうして素晴らしい環境が整ったので、一人でも多くの人がテニスを楽しんでほしい。また、ここを活用してジュニアの育成にも力を入れていきたい」と期待を語った。テープカット後、「テニスコート」の愛称となる「TOAテニスの杜」の看板の除幕が行われた。
式典後、四日市工業高校時代に、インターハイの2連覇を成し遂げるなど輝かしい成績を残し、現在プロテニスプレーヤーとして、世界で活躍している後藤翔太郎選手の模範プレーや小学生から高校生までのテニスクリニックが行われ、見学者も含め美しくなったテニスコートは愛好家たちの大きな歓声に包まれていた。