アスピアにテレワーク施設プレオープン

新たなビジネスを名張で
3月８日、名張産業振興センター（南町）に「アスピア　テレワーク施設」が完成し、プレオープニングセレモニーが行われた。「ＣｏＷｏｒｋｉｎｇＳｐａｃｅ」（共有型の仕事場）と「ＲｅｎｔａｌＯｆｆｉｃｅ」を備えた施設で、本格オープンは４月１日だが、３月中はリハーサルも兼ねて無料で利用できる。
名張商工会議所の川口佳秀会頭は「新しい生活様式のオフィスの在り方としてテレワークの時代になっているが、それに対応するＷｉ-Ｆｉやウエブ環境を整備した。県外や都心部の企業に本格的オフィスとして使って欲しい。ウエブ会議専用ブースもあり、起業する人も、県外、県内かかわらず使って欲しい」と挨拶した。
亀井利克名張市長は「テレワークで都市部と地方を使い分ける若者や新しい仕事に挑戦する人のためのオフィスで、あと２カ所準備中で今年度中にオープンする予定である。市外、県外へＰＲし、今後商工会議所と共に若者の移住定住に繋げたい」と語った。
事業費は約２０００万円で約９割は国の補助金で、残りは名張市のテレワーク等施設整備事業費を充てた。
２月に名張駅前に移転した名張市観光協会の場所や、ロビーの東側、２階レストランの一角をスペースとした。無料の高速Ｗｉ-Ｆｉが整備され、パソコン作業のできるオープンなコ・ワーキング席が13席、ラウンジ席が６席、ウエブ会議用の防音ブースが２席、レンタルオフィス向けのプロジェクターとロッカーを設備した約12平方㍍の部屋が１室ある。コピー機、パソコン、タブレット、ロッカー等のレンタルサービスも利用できる。４月のオープン後は、自由席メニューで１人３時間５００円（１ドリンク付き）で、専用席メニューとして月額利用もできる。レンタルオフィスは月額５５、０００円（商工会議所会員は４９、５００円）。
営業時間は平日午前９時から午後５時（土日祝は休み）。運営は２階のサロンアスピアを経営する名張商業都市開発が行う。お問い合わせ先は、レストランサロンアスピア（電話０５９５・64・６３３０）まで。