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写団なばり やなせ宿で写真展

やなせ宿(中蔵ギャラリー)で10月25日から11月6日まで「ふるさと隠(なばり)の情景を撮る(ステージⅠ)」写真展が、写団なばり主催で開かれている。 今回のテーマは、地元で撮れる春夏秋冬で「春」「夏」「秋」「冬」の四季別に展示されている。作品は、有田均「滝開き」(赤目滝)「川辺の散歩道」▽今永謙二「隠路地」(榊町)▽奥村泰弘「白い疾風」(美旗中村)「燃ゆる橋」(安部田)▽神志那啓子「湖畔落日」(比奈知ダム)▽須美忠雄「信仰への道」(大屋戸)▽瀬森義和「駐車場点描」(新町)「ノスタルジー」(本町)▽竹本健「花雨情」(青蓮寺湖)「水流彩」(赤目渓谷)▽西山壽一「春爛漫」(赤目町柏原)「麦秋」(安部田)▽藤原淑隆「朱鷺色に染まる」(桔梗が丘)「チェリストの朝」(名張駅前)▽松田賢治「追憶1959年春」(平尾)「彩を添えて」(矢川)▽松本順子「真夏の楽園」(新田)「朝露の里」(短野)。60~80代の11人による19作品。地元の人なら何処で撮ったか分かる写真を目指したという。
松田さんの「追憶1955年」は若い頃松田さんが撮った写真で、現在の同じ場所の写真が説明風に掲示されていて、街の変貌ぶりがよくわかる。会場にいて説明してくれた藤原さんの桔梗が丘の写真は、あの結婚式場が、こんな情景になるのかと感心させられる。もう一枚の名張駅前の写真は、ベートーベン第九の演奏会場に行く演奏家の後ろ姿で、傍に写っている桜の樹で、名張駅前と直ぐわかって楽しい。
2人連れの女性が熱心に写真を見ていた。笠置美弥子さん(90)と吉本朝栄(ときえ)さん(90)、旧町の新町から来たという。「こういう風景写真は嬉しくなる。昔のことを思い出して懐かしい。見に来た甲斐があった」と元気に話してくれた。
「ふるさと隠(なばり)の情景を撮る(ステージⅡ)」は11月7日にすべての写真の展示替えを行い、8日~23日まで同じ会場で展示される。