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名張市立桔梗南幼稚園 43年の歴史を閉じる

令和3年度末で閉園する桔梗南幼稚園(桔梗が丘5)の閉園式が、3月17日午前10時15分より行われた。
式には、園児を始め亀井利克名張市長、園関係者、保護者など約60人が出席、43年の歴史の幕を閉じた。
式辞で亀井市長は、園児たちの方を向いて「思い出がいっぱいつまった幼稚園をおしまいにします。ごめんなさい。先生や友達との楽しい思い出を大切にして下さい。仲の良いお友達は一生の宝物になります」と話し、保護者には「人口と子どもの数が減る中で決断した、どうかご理解いただきたい」と述べた。続いて松嶋順子園長は、地域の人々の支えにお礼の言葉を述べたあと、園児に「先生はみんなに出会えてとても嬉しいです。ひとりひとり、心も身体も大きくなって下さい」と優しく語りかけた。43年間の思い出のスライドを上映し、園歌を斉唱の後、全員が園庭に出た。
園庭では「桔梗南幼稚園、ありがとう、さようなら」のかけ声とともに、白い鳥形や、色とりどりの風船を春の青空に放った。園の職員らが花のアーチを作り、園児や保護者がそれをくぐって、思い出一杯の園を巣立っていった。
同園は、昭和54年に市内3番目の幼稚園として開園。当時は4学年140人の定員で対応してきたが、今年卒業する5歳児は16人で、4歳児はわずか5人となった。開園以来の卒園園児は2、479人にのぼる。今後は、桔梗南幼稚園、名張幼稚園、大屋戸保育所の統合により、令和6年度に開園を目指す認定のこども園となり、役割を引き継ぐことになる。当幼稚園の施設は必要な改修ののち、隣接する桔梗が丘南小学校の、放課後児童クラブの保育室として利用される予定。