1. HOME
  2. 今週のトピックス
  3. 心ひとつに歌声さわやか 中学校音楽会3年ぶり

Topics

トピックス

心ひとつに歌声さわやか 中学校音楽会3年ぶり

コロナ禍で2年間中止されていた市内5中学校による音楽会が11月8日、adsホール(松崎町)で開かれた。音楽の授業で取り組んだ合唱を中心に、各校3年生計640人が出演。生徒代表による学校紹介、指揮者もピアノ演奏も生徒が行い各校2・3曲を披露。会場は美しいハーモニーで包まれた。
中学校入学直後から、新型コロナウイルス感染症が急拡大し、「全国一斉臨時休業」。それ以来中学校生活はマスク着用。2年半の間大きな声が出せない、大勢が集まることができない、こんな学校生活を送ってきた生徒たちであるが、「名張の伝統である、合唱を途絶えさせてはいけない」と、感染対策を講じながら、今回の音楽会を目標に授業で練習を行ってきたという。ここ2年間、合唱できなかった先輩の思いやこれからもこの音楽会を続けてほしい後輩への願いも込めながら、マスク越しとは思えないほどのダイナミックな歌声に、感動を覚えた。
最後に校長会を代表して挨拶に立った山﨑博史北中学校長は、「辛い思い、悔しい思いなど、多くの制限の中で過ごした中学校生活であるが、日頃の練習の成果を発揮した素晴らしい合唱であった。そしてその学校の生徒でしか歌えない思いのこもった合唱をありがとう。歌っている人も聞いている人も素晴らしい心に残る音楽会であった」と、最大の賛辞を贈り、「残りの中学校生活が悔いのないものとなるように」と結んだ。出演した生徒たちは、市内5中学校の全3年生が揃った音楽会に、目を輝かせて、大満足の表情で会場を後にした。