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県教育長賞 名張の中学生2人の作文に

明るい社会は あいさつと声掛けから
第71回社会を明るくする運動作文コンテスト(法務省主導)において、名張市立赤目中学校3年の濵口心さんが、三重県教育委員会委員長賞、名張市推進委員会会長(市長)賞を、同南中学校1年の末吉蘭さんが、三重県教育委員会教育長賞、名張保護司会会長賞をそれぞれ受賞し、亀井利克名張市長を表敬訪問した。
ての国民が犯罪や非行の防止と、犯罪や非行を犯した人たちの更生について、理解を深め、それぞれの立場において力を合わせて、犯罪や非行のない安全安心な明るい地域社会を築くため、全国的に実施されている運動である。作文は、名張市立の5中学校を対象に実施し、家庭や学校、地域社会の中で起こる犯罪や非行などについて、感じていることや体験したことなどを題材にして作文にまとめることにより、「社会を明るくする運動」について考えるきっかけとしていて、今回は232作品の応募があった。
濱口心さんは「声掛けの力」と題した作文で、「便利が当たり前の社会になっているのに、誰もが心にゆとりがなく毎日急ぐように生きている。そばにいる人の異変やSOSに気づかなかったり、見て見ぬふりをしたりする人がいる。心が弱っている時こそ、積極的に声掛けをしたり、あいさつをしたりすることが大切である」として、これから行動に移していこうと決意している。
また、「犯罪や非行のない社会を築くために」を書いた末吉蘭さんは、「明るい社会を築くためには、人と人のつながりが大切であり、そのつながりを作るためにはあいさつが必要である。地域の人たちみんながあいさつできるようになれば、自然と犯罪や非行は少なくなる。また、ありがとうの感謝の気持ちを声に出して言うとお互いに気持ちが良くなる。自分も挨拶や感謝の言葉が当たり前に言えるようになりたい」と綴っている。
訪問を受けた亀井市長は「名張市では毎年素晴らしい作文が発表され賞をいただいている。大変嬉しいことだ。これからは実践者としてがんばってほしい」と笑顔で語った。なお、この2作品は、県代表作品として、後日全国審査の対象になる。