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芸術の秋を満喫・崇広堂で立体造形展

伊賀市上野丸之内の史跡旧崇広堂で、京都府木津川市在住の河野甲さん(愛媛県宇和島市生まれ)とコウノシゲコさん(和歌山市生まれ)による立体造形展が3日から12日まで開かれている。立体造形家の河野甲さんは、現実の生き物と空想上の生き物をテーマに、牛や豚の革の持ち味を生かして作品を作り上げる。今回は、根付などの小物から高さ2・5㍍もある(作品名、麒麟)ものまで展示されている。また、革の感触を感じてほしいと、作品展では珍しい作品を撫でることができる「撫で虫」も展示されている。河野さんは「自分が人の作品を見て感動したように、これらの作品をご覧いただいて感動していただければ嬉しい」と語っている。また、シゲコさんは大好きな人形作家として活動していたが、好奇心旺盛の性格から人形に捕らわれず常に新しい技法を模索し、今回は造形作家としての作品展となっている。
(公財)伊賀市文化都市協会では、崇広堂の広い空間にこそ、河野さん、シゲコさんの作品が生きると考え、この2人展の開催となった。緊急事態宣言発出により、当初9月開催予定が約2カ月延期となったが350点にも及ぶ作品は見ごたえがある。
作品展は入場無料。10時から19時(最終日は16時30分)まで。問い合わせは、(公財)伊賀市文化都市協会(ぶんと) 電話0595・22・0511まで。