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若い心の絵画展 第88回YMクラブ絵画展

9月8日~11日、イオン名張店(元町)3階リバーナホールで「第88回YMクラブ絵画展」が開催された。
同クラブは1986年に発足し、今年で36年目に当たる。現在メンバーは16人。15人が名張市在住で50~80代と広い年齢層で構成されている。例会を毎月行って腕を磨いているが、メンバーに2人のプロがいるので技術的アドバイスも受けることができる。
会長の菊澤正始さん(76)によると、YMとは、米国の詩人サミュエル・ウルマンの「人生の応援歌」として有名な「青春の詩」の一節から、Youth Mindの頭文字を取り会の名とした。「上手な絵より、心(mind)のある絵を」がモットーだと言う。
会場には15人による40点の作品が展示されていたが、それぞれ個性が明確で見事な作品ばかり。「彦根城」と「比奈知ダム」の油絵を出展した片岡博司さん(83)は、絵を始めたのは7年前からだという。「7年でこんなに描けるようになるのですか?」と思わず声を上げたが、年齢を感じさせない好奇心と向上心が素晴らしい。菊澤会長は漆黒の背景に白の絵の具で、迸る「滝」を3点出品。黒と白だけのモチーフについて聞くと「絵の具2色だけというのは安くつくから」とユーモアのある返事が返ってきた。
会期中は約150人の来場があり、次回は来年3月に名張市民センターで、絵画展を開催の予定。