「今年こそは…」初詣のにぎわい復活
小雪が舞い散る寒さの中、2022年の年明けとともに社寺には大勢の初詣の人が詰めかけた。コロナ禍で昨年は初詣を自粛する人が多かった。オミクロン株の感染が心配されるが、名張市や伊賀市では感染者が今のところ出ていない。こうした状況で迎えた新春。
名張市平尾の宇流冨志禰神社では、午前0時を過ぎると、中森宮司の祝詞奏上のもと、巫女による浦安の舞が奉納され、詰めかけた参拝客が神殿の前で手を合わせていた。市内百合が丘から参拝に訪れた70歳の女性は「一日も早くコロナが収束し、元の生活が戻ってほしい。家族全員健康で仲良く楽しく過ごせるようにと祈願した」と話した。この日の名張地方は時折小雪が舞い散り、底冷えのする年明けとなったが、境内での大焚火で暖をとりながら参拝していた。
神社によると、感染防止対策で密を避け分散参拝を呼びかけたが、正月3が日での参拝者は1万人ほど。一昨年までの8割程度であったが、昨年よりは多かった。