一緒に歌おう!歓びの歌 名張第九を歌う会が体験会
愛こそ歓喜に導く光さえぎる苦難を超えて進まん われら兄弟世界は一つ 幼き子どもも罪ある人も つどいて歌わん 歓喜の歌を(なかにし礼訳・抜粋)
ベートーベンの交響曲第九番「合唱付き」の一部であるが「この歌を一緒に歌いませんか?」と声をかけているのは名張市の市民グループ「名張第九を歌う会(松岡寿夫代表)」。「世界中の人々が平和を切実に望んでいる今こそ、この歌を歌う価値は大きい」と松岡さんは話している。
今年は12月15日にadsホール(同市松崎町)で「第32回市民コンサート」を開催する。コロナ禍で途切れた年もあったが、2022・23年と続いて演奏会を開くことができた。そろそろ本格的な「合唱」の練習に入ろうとしている。同時に併せて、合唱参加者を募集中。参加希望者や、自分ができるかどうか試してみたい人向けに「第九体験会」を、市総合福祉センターふれあい(丸之内)で開催する。日時は5月25日、午後7~9時。参加費は無料。「合唱経験のない人でも歌えるように練習方法に工夫をしています。半年たてば必ず歌えるようになります。気軽にお申し出ください」と事務局の山田泰次さんは誘っている。
同会は1991(平成3)年に発足。以来毎年12月には演奏会を開催してきた。しかしコロナ禍のため2020~21年は演奏会活動を停止した。22・23年の演奏会では、全員頑張ってブランクを感じさせない演奏で好評だった。メンバーは小学生から80代まで約50人。
この体験会を機に、今年の第九演奏会の練習が始まる。6月1日から毎週土曜日、午後7~9時。通常の練習会場は名張市民センター(松崎町)。総合福祉センターふれあいや桔梗が丘市民センター(桔梗が丘)で行う場合もある。会費は月3000円。学生は無料。
お問い合わせ先は、「名張第九を歌う会」山田さん(090・7045・3383)まで。写真は昨年の練習の様子