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中野英一遺作展〜スケッチブックより〜 堤側庵ギャラリーで

堤側庵ギャラリー(新田)が、「中野英一遺作展」を開催する。
中野英一は1926年伊賀に生まれ、1945年頃から二紀会同人の萩森久朗氏に師事して絵を描き始めた。三重県展に第一回より出品し、知事賞等受賞を重ねた。後年は審査員を歴任した。二紀展、関西二紀展を中心に発表を続け、1980年に念願の三重二紀を結成、支部長に就任し後輩の指導に邁進した。2005年逝去。
生前発表された作品は、そのほとんどが抽象画であり、その独特のフォルムや色調は広く知られている。
しかし、その反面、中野が沢山の風景画などのスケッチを残していた事はあまり知られていない。残されたスケッチブックを見てみると、国内を旅行して気に入った風景に出合うと、幾度も足を運びスケッチしていた事がうかがえる。抽象画で知られる作者ではあるが、大自然の風景から更なる抽象表現を模索していたのかもしれない。
開催期間は9月9日から同月14日まで。お問い合わせは堤側庵ギャラリー(中内さん)、電話65・3002まで。

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