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珠算・暗算 十段合格2名誕生

第413回 珠算・暗算検定
今年の1月29日に行われた全国珠算教育連盟主催の「第413回段位珠算検定」で、名張市立桔梗が丘中学校2年生(当時)の竹島大智さんが最高位の珠算十段に合格。また、同日行われた「第413回段位暗算検定」で、名張市立桔梗が丘小学校6年生(当時)の江田杏莉さんが最高位の暗算十段に合格し4月12日、2人揃って北川裕之名張市長に喜びを報告した。
珠算検定は全国で7、689人が受験し、うち最高段位十段合格者は全国で6人。三重県では竹島さん1人の合格だった。段位珠算検定では、必須科目として、かけ算、わり算、見取算の3種目。選択科目として伝票算、暗算、応用計算、開法(平方根、三乗根)のうち3種目。各種目において300点満点中280点以上が十段合格となる。竹島さんは、応用計算以外の6種目に挑戦した。検定は各科目30問をそれぞれ制限時間7分で回答する。点数は、乗算290点、除算290点、見取算290点、伝票算300点、暗算300点、開法290点で十段合格となった。竹島さんは、小学校4年の時暗算十段に合格している。珠算十段は16回目の挑戦で成し遂げ「何回も落ちて、やっと受かったときは喜びと安堵感があった」と言う。今後は他の連盟の検定に合格すると同時に、この23日に令和5年度三重県珠算技能通信競技大会があり、5月7日に第41回全日本珠算技能競技大会予選会がある。今回の検定の結果で、8月8日の全日本珠算選手権大会出場の推薦を受けているが、全日本はレベルが高いので、十位以内の入賞を目指したい。と検定にも競技会にも非常に前向きな姿勢を示していた。
暗算検定は全国で5、758人が受験し、うち最高段位十段合格者は全国で19人。三重県では江田さん1人の合格だった。段位暗算検定では、かけ暗算、わり暗算、見取暗算各40問を、それぞれ制限時間3分で回答する。十段合格には200点満点で各種目190点以上が合格。江田さんは、わり暗算が200点、見取暗算が195点、かけ暗算が190点で十段合格となった。「小学生のうちに暗算十段を取りたいと思っていたので良かった。珠算は現在七段なので、次は十段に挑戦したい」と次の目標を掲げ、将来は「薬剤師」になりたいという。  2人とも三重県名張市の竹島珠算簿記学校に所属。校長の竹島正記さん(50)によると、息子の大智さんは同校の第23代珠算十段取得者で、江田さんは第49代暗算十段取得者という。また、大智さんの18歳と20歳の姉も珠算十段を取得しており、三重県初!兄弟合わせて珠算段位合わせて三十段達成となった。
会見の場で2人が検定問題を解いて見せてくれた。江田さんは、制限時間3分のわり暗算40問を2分26秒で解き、竹島さんは、制限時間7分の平方根・三乗根の30問を4分36秒で解いた。記者の一人が計算機で検算し「すごい! 全問正解!」と驚いていた。
北川市長は「想像の域を超えているとしか言いようがない。全国でも数少ない優秀な方が名張から出るのはありがたいこと。これからもさらに高みを目指して頑張って頂きたい」と激励していた。

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