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「鼻の捜査官」にトラ丸就任

犯罪や行方不明者の捜査に活躍する警察犬の嘱託委嘱書交付式が、令和3年12月22日三重県警名張署で行われた。
11月16日鈴鹿市で開催された「三重県警察嘱託警察犬審査会」の「足跡追及部門」で見事合格した愛称「トラ丸」は、名張市すずらん台の谷悠利香さん(32)の愛犬。「鼻の捜査官」として、寅年の今年1年間、名張の行方不明者や犯罪捜査にあたる。
トラ丸は、正式名カデット フォム キョーラクソウ号で、7歳の雄のシェパード。津署菅内在住で知人の飼い主が高齢のため、谷さんが7月に譲り受け面倒を見ることになった。谷さんは普段は伊賀市沖の三重碇警察犬訓練所で訓練を受けているトラ丸を通いながら世話をしている。 嘱託書交付式では、樋口弘道署長が谷さんと同訓練所の碇良博所長に嘱託書と記念品のドックフードを手渡した。谷さんは、同署の前任の嘱託警察犬「イッシー号」が人命救助などの数多くの手柄を立てたことについて触れ、「トラ丸は大変優しく穏やかな犬であるが、イッシー号を超える活躍をして、名張を守っていけたら」と笑顔で語った。嘱託期間は、今年1年。審査の上、継続することもある。

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