1. HOME
  2. 伊和ジャーナル
  3. 火渡り神事
  4. いが再発見 No159 火渡り神事で安全祈願

いが再発見 No159 火渡り神事で安全祈願

観光シーズンの到来を告げる「春の赤目四十八滝まいり」が3月28日、名張市赤目の赤目四十八滝で行われた。入山者の安全を祈る赤目四十八滝渓谷保勝会の恒例行事で、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、滝みそぎは中止。山伏たちによる大護摩供と護摩木祈願、火渡り修行だけになった。火渡りには一般人14人も参加、マキの残り火の上を熱さに耐えて素足で歩き、自身の健康を祈った。また同渓谷入口にある赤目自然歴史博物館では「―滝まいりウイーク」の一環として特別展「赤目と忍び そのルーツは修験道か、悪党か」が開催中。忍者と修験道、地域豪族・悪党との関わりを展示している。18日まで。
あいにくの小雨の中の決行となった。参加者は渓谷入口近くの延寿院不動堂で安全祈願をした後、ホラ貝を手にした山伏が先導して行場の霊蛇滝へ。例年は、その奥にある千手滝で行われるが、水かさが増したため、安全のため手前にある滝に変更された。霊蛇滝の前には祭壇が設けられ、行者7人による安全祈願法要が始まった。やがて5段に組まれた護摩壇に火がつけられる。たちまち燃えさかり、もうもうと煙が立ち上る。その煙を体に浴びながら修験者たちは一心不乱に願文を読み上げ、経を唱える。その行を見守る参加者たち。周りに厳粛な雰囲気が漂う。間もなく行者たちは吹き上げる炎の中に祈願者の寄進した護摩木をくべ、さらに祈りの経を唱え続ける。
護摩壇の火は人間の業(ごう)である煩悩(ぼんのう)や罪、けがれを焼き尽くすかのように燃えさかり、やがて火の勢いはだんだん弱まっていく。その瞬間を見計らっていたかのように山伏たちは次々と裸足になり、護摩をたいた残り火でくすぶっているマキの上を歩いていく。7人の行者すべてがである。その姿を見て「熱いだろうな。私にはできない」と思ってしまう。それほど迫力があった。
山伏の火渡り神事が終わり、これで終わりと思ったがそうではなかった。一般の参加者14人が次々とまだ一部燃えているマキの上を素足で歩いていく。若者がいる。男性ばかりと思っていたら違った。女性もいる。それも一人ではない。さらに小学生も火種の残る護摩壇木の上を裸足で渡って行く・・・
続きは4月3日号の伊和新聞に掲載しています。 ※ご購読は名張市上八町1482 伊和新聞社 電話63局2355まで。定価月760円(郵送地区別途)、一部200円。

| 火渡り神事

今後の伊和ジャーナルはございません。