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「おしごとフェスタ」大盛況!

勤労感謝の日の11月23日、名張市役所前広場で「おしごとフェスタ2024」が開催され、多くの家族連れやちびっ子で終日賑わった。主催は「こどもゆめづくりプロジェクト」(吉田武史代表・49)。子どもたちが将来にワクワクし「早く大人になりたい!」と思えるような1日をプレゼントしたいと考えた「こどものためのお仕事体験イベント」。
市役所前広場をテントがぐるりと囲み、14種類のおしごと体験エリア、12の飲食やキッチンカー。普段バス停の所に「クレーン車乗車体験」「コンクリートミキサー車展示と体験」「高所作業車体験」解体屋の「アームロール車展示」「自衛隊車両展示」「消防車展示体験」の重量級の車両がずらりとならび、会場全体が子どもたちをもてなす、おしごと体験&遊園地となった。
おしごと体験エリアは「消火器体験」、「大工さんのコースターづくり」、「板金施工体験」、イタリアンシェフの「ほうちょう体験」、「ボード貼り体験」、「看板づくり」、「塗装体験」、「塗装・養生体験」、「ミニ畳づくり」、お米屋さんの「精米・計量・袋詰め・配達体験」、「整体体験」、着物の「ぬいもの体験」、「防災食体験」、「だっこ・おんぶ体験」と全部で14種類のお仕事を、子どもたちが渡り歩いていた。行列が出来ている所もあり、職人さんたちが子どもたちに優しく丁寧に仕事を教えていた。
看板づくりで綺麗に文字を描いた5人の小学生がいた。伊賀市立府中小学校5年生の子どもたちで、一緒に遊びに来たという。消化器、コースターづくり、ぬいもの、だっこ体験をして、看板の文字を描き終えたところ。戴(いただき)聡介君は「色々な仕事があるのが分かって、次々と体験できるのが楽しい」と話してくれた。上野東小学校1年の松井陽仁(はるひと)君は「ボード貼り体験をした。素質があるとほめられ嬉しかった。大工さんになってもいいかなと思う」と笑って答えた。
クレーン車乗車体験は、7~8人乗りのかごに乗り、約10㍍の高さまでゆっくり上がり、そこでかごがぐるりと回る。終日、体験待ちの行列が途切れることがなかった。コンクリートミキサー車は、子どもが操作すると、コンクリートの代わりに多数のカラーボールが流れ落ちてくる仕掛け。これらは、ほとんど遊園地のアトラクション!人気があるはずだ。
伊賀市で塗装業を営むプロジェクト代表の吉田さんは「以前からボランティアで塗装体験をやっていた。名張の仲間とも知り合いになり、やるとなったらどんどん動き出し、市民団体としてこのプロジェクトを立ち上げた。色々な職種の人が協力し参加してくれた。仕事柄建築関係の付き合いが多く声をかけたら広がって、今日はクレーン車やコンクリートミキサー車、解体屋まで出展者として参加してくれた。大変ありがたい。何より天気が良くて、こんなに大勢の人が楽しんでくれているのが嬉しい。これから毎年、勤労感謝の日は『お仕事フェスタ』をするので、皆さん楽しみにしてほしい」と笑顔で話していた。当日の来場者は1500人以上になったという。