「伊賀七福神めぐり」観光まちづくり企画塾が作成

伊賀市の観光を盛り上げようと、令和２年度に実施した市民参加型プロジェクト「観光まちづくり企画塾」で「伊賀七福神めぐり」が完成し、発表があった。 昨年７月にスタートした企画塾では、約40人の受講生が商品企画に関する講義をオンラインで受講し、伊賀の土産や観光コンテンツの開発、ＳＮＳ情報発信などについてグループに分かれて話しあい、アイデアを出し合った。今回は、受講生が試行錯誤を繰り返しながら、伊賀の社寺に注目し、「七福神めぐり」を完成させた。 若い世代や子育て家族など、普段社寺にお参りする機会が少ない人々に、伊賀に伝わる歴史ある神道や仏教文化に親しみを持ってもらおうと、比較的馴染みのある「七福神めぐり」に決め、市内でゆかりのある２社５寺に話を持ち掛け、今回の企画となった。 各社寺では、伊賀市在住のイラストレーターたまきなおさんによる七福神と宝船の色紙や納経帳が用意されており、「七福神めぐり」の楽しみでもある。 社寺では「祈ること、願うこと、心を清らかにすることの大切さを知っていただくといった信仰心とともに市内はもとより市外県外の観光客を呼び込み、宿泊・飲食・交通などにもいい効果が出てくるのでは」と期待を寄せている。 七福神めぐりの社寺は次の通り。恵美須神社（えびす、上野恵美須町）、岡八幡宮（弁財天、白樫）、西蓮寺（大黒天、長田）、常住寺（布袋、長田）、常福寺（福禄寿、古郡）、新大仏寺（毘沙門天、富永）、佛土寺（寿老人、東高倉）。 なお同企画は11月１日スタートの予定。