「栞のアーティストたち展」開催中

名張育成会ワークプレイス栞（百合が丘東９・百合が丘小学校隣）が開設されたのは、２０１２年５月、今年で10周年を迎えた。「働くこと」を通して地域と関わりながら社会参加することをテーマに、障害者への就労支援を目的として、弁当作りといった配食作業や企業内作業を行い、知識や能力の向上をめざす通所事業所。
通所者の中には、絵を描くことが好きという人が多い。思い思いの感性で、描きたいものを描きたいように自由に。絵を描いている時は熱心に、また集中している。
２０１６年から始まった「栞のアーティストたち展」は、コロナ禍で開催できなかった２０２０年を除いて、今回が６回目。回を重ねるごとに作品のレベルがあがっている。21人のアーティストたちが、心を込めて描き上げた38作品。同所職員の小西緩奈さんは、「栞の場所は知っているが、入ったことがないという人が多いと思う。中庭では四季折々の景色も楽しめるし、安くておいしいランチもいただける。こんな栞にお越しいただき、アーティストたちの感性でもって一生懸命描き上げた作品を、一人でも多くの方に鑑賞していただきたい。今回は６月４・18日の土曜日も開廊している」と、来場を呼び掛けている。
品展は、5月30日から６月30日、午前11時から午後５時、11・25日の土曜日と日曜日は閉廊。入場無料。お問い合せは、電話０５９５・62・３２７１まで。