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ひとり一人の幸せ祈って 夏越の大祓い

名張市の宇流冨志禰神社(中森孝榮宮司)で6月23日から始まった「茅の輪くぐり」は、30日の「夏越の大祓い」で、この年前半の穢れをすっきり落とした。多くの参拝者が輪をくぐり心身の厄を祓った8日間が過ぎ、年の後半の無事平穏に祈りをつなぐ祀りである。
大祓いに参加した氏子の人々ら約40人は、茅の輪をくぐった後本殿に上り、宮司の祝詞に頭を下げた。人々は事前に人型の紙に住所氏名年齢を書き、神職に渡していた。宮司は1人1人の名前や年齢を読み上げ無病息災を祈り、その間、人々は神妙に頭を下げていた。
途中で人々に人型が返され、切麻(きりぬさ)と言われる白紙の小さな紙吹雪のような紙片が渡された。人々は人型に息を吹きかけて汚れを祓って宮司に返し、切麻を両肩に振りかけた。祝詞が続き今年前半の厄が払われ、後半に向かっての祈りがなされた。
宮司は最後に「令和6年1月1日から今日までの汚れは落とされました。7月1日からは、きれいな心と体で先を生きる意味を考え、家族や近隣の人々と繋がり、よい毎日を送られればと思います。神のおかげでこれからの人生を明るく楽しいものとされますように」と参列者に語りかけた。