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ひょうたん全国展示会 伊賀の全員上位入賞

愛知県知立市で6月6・7日に開催された、第49回全日本愛瓢会展示会で、出品した伊賀市の3氏が全員上位入賞、伊賀市役所に岡本栄市長を訪問して成果を報告した。
受賞したのは、装飾の部(瓢箪に紐、房、栓をつけたもの)で金賞を受賞した、全日本愛瓢会三重県支部長の中川昌三さん(77・新堂)の「素瓢」。同じく装飾の部で銀賞を受賞した、伊賀瓢蜂(ひょうほう)まちかど博物館館長の福森弘二さん(77・新堂)の「夫婦(みょうと)」。そして、工芸の部(瓢箪に加工を施したもの)で銀賞を受賞した、元伊賀愛瓢会会長の山中亮さん(86・山畑)の「百寿」と題する作品たち。
中川さんの作品は、いっさい傷の見当たらない1㍍近い高さの堂々とした瓢箪で、素肌が美しく、装飾の組紐も自分で編んだ。福森さんの「夫婦(みょうと)」は高さ70㌢程の瓢箪が2つ並び、赤と紺の組紐の対比がまさに夫婦のよう。山中さんの「百寿」は「寿」を表す様々な書体の漢字を探し出し、百文字をルーターで全体に彫り込んだ。栓の部分に「百寿」の切り抜き文字をあしらった。「根気がいった!」と話していた。
今回は140点の出展があり、その中で全員入賞するのは珍しい、鈴鹿市の人が銅賞に入ったので、三重県からの出展者は全員が入賞した。
瓢箪は春に種まきをするが、収穫時は30㌔から40㌔にもなる。美しい表面に育てるのに、虫に食われないよう最も気を遣うという。
岡本市長は「迫力があって凄いし美しい。これが本当にぶら下がっていたのかと思うと驚いてしまう。揃っての入賞、本当におめでとうございます」と言葉をかけていた。