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コスプレ&仮装大会で絆深める 結核予防女性会東海大会

WHOによると、2023年に結核を発症した人は約820万人で、感染症による死因のトップを占め、日本でも毎年約1万人が新たに発症し、約1500人が亡くなっている。併せて生活習慣病などを中心とする疾病、国民の健康増進、公衆衛生の啓発活動を行っている「全国結核予防女性会」の東海地区大会(愛知・岐阜・静岡・富山・福井・石川・三重)が11月30日に名張、12月1日に鳥羽で行われた。
名張大会は「みんなで元気になる為の絆を深めよう……その輪をさらに大きく!!」とのかけ声で「三重コスプレ&仮装大会」が開催された。会場はマツヤマSSKアリーナ(名張市総合体育館)、主催は三重県結核予防女性会と三重県女性会連絡協議会(両会とも梶田淑子会長)。
オープニングは、松山比香里ボディメイクスタジオによる「ディズニーメドレーズ」のダンス。ディズニーのメドレーに合わせてミッキーなどが盛り上げた後、コスプレ&仮装大会が始まった。
1番目は、東京ブギに合わせて5人が軽快に踊る「70代のプリンセス」。2番目は、MC役の1人以外は6人の大きなティラノザウルスのダンスがユーモラスな「名張市に出た!怪獣!!!」。3番目は、1~8歳の子どもと20~70代の総勢15人で、可愛い王子様が年配の白雪姫を助けた「白雪姫」。4番目は、ゆるキャラの“かめみちゃん”を中心にローソクの着ぐるみを考え出した「ファイト亀山」。5番目は、行司役の1人以外は6体のティラノザウルスの着ぐるみによる、パフォーマンスで勝負する相撲「みえ津場所千秋楽」。6番目は、チコちゃんを中心に、結核菌になった黒装束1~70代約30人が、紙を丸めたばい菌を会場中にばらまいて警鐘を鳴らした「チコちゃん&女性会結核菌撲滅運動 」。7番目は、50~70代15人が思い思いの衣装で踊った「人生100年元気で楽しく」。最後の8番目は、着ぐるみのパフォーマンスが物語風な「狐ひょっとこBON・DANSE」と「女豹ジャングルジャングル」。
1等賞の賞金10万円を獲得したのは「名張市に出た!怪獣!!!」。ソフトバレーなどニュースポーツをしている仲間で急遽結成したチーム。アイデアが評価された。
松山比香里ボディメイクスタジオのダンスパフォーマンス「ライオンキング」でエンディングとなった。この日は約600人が集まり「結核予防会や女性会は、単に結核・成人病など病気予防の啓発だけではなく、日頃のこのような活動が、災害時やまさかの時の助け合いにつながれば」と、梶田会長は話していた。
東海大会は翌日、ホテルエクシブ鳥羽に会場を移し、理事長に就任した医師の尾身茂先生を講師とする研修会を行った。