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スーパームーンの水辺で 水辺でお月見音楽祭
名張市の旧細川邸やなせ宿前の河川敷で17日、今年最も大きい満月のスーパームーンの下「水辺でお月見音楽祭♪」が行われた。昨年までは「ミズベリング」と言っていたが、主催のNPO法人・地域と自然ちょいまる(中西崇雄代表)と国土交通省木津川上流河川事務所によるプログラムは、より身近なものとなった。
あいにくの曇り空で、満月は厚い雲を通してぼーっとした光を見せていた。その下で、ちょいまる&よし笛教室生5人が演奏する「夕焼け小焼け」等の童謡・唱歌の優しい音色のメドレーで始まった音楽祭。合奏の後は、河川事務所職員の皆さん指導による「川ヨガ」。ヨガと言ってもストレッチに近く、ウサギ、カッパ、カエル、サカナなど、川の着ぐるみの職員もいて、一般の見学者や子供たちも参加しやすいように誘っていた。川のポーズ、葦のポーズでリラックス、鷺のポーズで肩甲骨がすっきり等、様々なポーズがあり、サンショウウオのポーズもあった。参加した名張市の職員は「腰が痛かったのに治った」と喜んでいた。ヨガの次は、「川踊係長とみんなで踊ろう♪」。河川事務所係長の指導がシンプルで分り易く、マツケンサンバやBling-Bang-Bang-Born等を全員で踊った。特に子供たちの人気が高かった。「竹サックス&よし笛ライブ」に移り、ちょいまるさんのよし笛と、ラッキー鈴木さんの竹製のサックスによる「パッヘルベルのカノン」等の穏やかで時に激しいデュエットの音が、川面に広がった。
その後、星空案内人のみくりんさんによる星空の四方山話があり、本来ならこの後、望遠鏡による天体観察になるはずであった。しかし雲は厚い。ちょうど地球に近づいている紫金山・アトラス彗星が長い尾を宇宙になびかせ、輪が真横になっているため串刺しのだんごのような姿の土星を、大きめの望遠鏡で眺めてみんなで楽しむはずだった。望遠鏡担当の星空案内人が切歯扼腕で残念がっていた。
過ごしやすい秋の川辺の夜を、約40人の参加者が楽しんだ。