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今年の漢字 市長は「活」 市議長は「躍」 名張市役所仕事始め式

官公庁が仕事始めを迎えた1月4日、名張市役所でも仕事始め式があり、北川裕之名張市長と細矢一宏市議会議長が幹部職員約80人を前に、年頭の訓示をした。
北川市長は、年初の幕開けに能登半島地震が発生したことや、2日に羽田空港の航空機事故が発生したことに触れ、「犠牲者の皆様に心からご冥福をお祈りするとともに、被災された方、避難中の皆様に心からお見舞い申し上げます」と述べ、この日のうちにDMAT(災害派遣医療チーム)が現地に向かってスタートすること、緊急消防援助隊、建物の応急危険度判定士の派遣準備を整えていることなど、支援への対応を話した。その上、伊賀地域の南海トラフ巨大地震の可能性について延べ、「市民の皆さんとの危機感の共有や災害対策についてしっかり取り組んで行く」と語った。1月からの予算作成に触れ「財政状況は、非常に厳しいものがありますが、知恵と汗を出し合って、市民に寄り添い、市民と一緒になって、だれもが暮らしやすいまちづくりを進めていきたい」と話した。
また「新年にあたってわたしが好きな言葉に『It’s a new day!』という言葉がある」と述べ、「大リーグで活躍した日本人が話していた言葉で、試合が始まる前に昨日までの失敗や、出来なかったことなどきっぱり忘れて、﹃It’s a new day!﹄。反省はしないといけないけれども、マイナスのイメージは引きずってはいけない。行政の仕事も、予算がないからできない、人がいないからできない、思考を止めたり、諦めたら何も生まれてこない。It’s a new day!と声を掛け合い、新しいものを生み出そうとする、そんな名張市役所であってほしいと願っています。『New day!』ですから」と語りかけた。
そして「活」という言葉の揮毫を示した。「変化を起こし、活力にあふれ、みんなで作る大好きなまち『なばり』の活です。皆さんと共に活力をより起こしていきたい」と年始の訓示を述べた。
市議会議長挨拶
続いて細矢市議会議長が立ち「市議会は、昨年4月から通年議会を始めている。この4月以降は、通年議会定着はもとより、政策立案、予算にどのように議会が関わるか、人事の問題など、長期的な課題に向き合っていく体制を作っていきたい」と語り「今年は『躍』を今年の言葉として書いた。議会が次に向かって跳躍する意味でもある。市長が『活』と書かれた。奇しくも併せて『活躍』となる。市民の皆さん、行政の皆さんがしっかり『活躍』できる場を整えていきたい」と挨拶した。