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今年はモザイク画作成 へっぽこラジオ体操

名張市内の公園で毎朝ラジオ体操をしている若者3人グループ「へっぽこラジオ体操」が、夏休みイベントとして多くの参加者とともに「24時間ラジオ体操」を続け、8月24日の朝7時20分から、翌25日の朝7時20分に目標を達成した。
3人は消防士の山下哲平さん(24)、中基紀さん(25)、会社員の岩本和磨さん(24)。ともに県立桔梗が丘高校(現名張青峰高校)野球部の同級生。2022年6月から毎朝欠かさず、朝日公園(朝日町)などでラジオ体操を続け、仲間も増えてきた。
夏休みイベントの24時間ラジオ体操は毎年行っているが、ずっと体操し続けるので「しんどいし単調。今年は子供たちと一緒に何かもの作りをしたい」と、ペットボトルのキャップを利用したモザイクアートを考えた。毎朝のラジオ体操で参加者が持ち寄ったり、商業施設に回収ボックスを置かせてもらったり、支援者が持ち込んだりして、約65000個(約162㌔)のキャップが集まった。アートは2種類で、3人がポーズをとる絵と「なんとかなるなる。なばりです。」のロゴ。3人の絵は仲間が原画を描いてくれた。
24日、朝7時20分から1時間毎に体操し、次の時間まではアート制作に励んだ。作成したアートは3人がポーズをとる絵。参加は4~50歳代まで約70人が、入れ代わり立ち代わりして24時間。中には、伊勢や伊賀から仕事帰りに来てくれた人もいた。翌朝25日、7時20分の体操で完了し、完成した幅2・4㍍、高さ1・8㍍のモザイクアートが朝の光を浴びた。使ったキャップは約5000個。夜9時30分頃に朝日公園を訪れたが、キャップの色ごとの精細なドット画をもとに、10数人が楽しそうな声で話しながら、手分けしてキャップを貼っていた。奥田裕子さん(58)は「若い人たちが無償で頑張ってくれているので、体操仲間に入れてもらった。シールを30枚集めるとクオカードがもらえるなど、夏休み中の子供たちも喜んでいる」と「へっぽこ」の活動について話していた。
3人はそれまでに「なんとかなるなる。なばりです。」のロゴパネル(幅1・2㍍、高さ1・8㍍)をキャップ約2500個を使って製作していた。残りのキャップは、回収業者からNPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」に寄付された。
2枚のモザイクアートは9月末まで、名張市役所1階ロビーに展示されている。
へっぽこラジオ体操は、毎朝7時20分から、朝日公園(朝日町)で、火、木、金、土、日曜日。名張スタジオ村(西原)で月曜日、フィットネスラウンジ・カスタム(鴻之台)で水曜日に行っている。活動はインスタグラムで配信中。下のQRコードを参照に。