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今年も大輪4000発 名張川納涼花火大会
7月27日、第82回名張川納涼花火大会が開かれ、約4000発の花火が夏の夜空を彩った。花火大会に先立ち昨年から「愛宕の火祭り」が行われ、氏子らが松明を手に名張川を渡り、花火大会を先触れして盛り上げた。
花火大会は午後8時に始まり、仕掛け花火、スターマイン、イラスト模様の新型等約4000発の大輪が次々と夜空を飾った。会場周辺は多くの屋台が立ち並び、浴衣姿の若者や家族連れで夕刻早くから賑わった。
愛宕の火祭り
花火大会の始まる前、午後7時頃から「愛宕樽太鼓」の人々10数人が、大太鼓と樽太鼓を打ち鳴らし気分を盛り上げた。7時30分頃、松明を手にした白装束の氏子ら約50人が川の左岸に現れ、太鼓の響く中、神輿を先頭に川を渡って愛宕神社に到着した。
今年の「名張川納涼花火大会」は市の補助金が打ち切られ、クラウドファンディングを行うなど、様々な工夫や努力で進められ、従来と同規模の大会が行われた。
花火大会を終えた亀井喜久雄実行委員会会長は「名張の伝統行事の中でも、花火大会は市民の皆さんの思いが強い。今回は多くの企業やボランティアの人々、伝統行事を守ろうとする市民の皆さんの熱意で、無事終える事が出来た」と話し「『なんとかなるなる。なばりです。』で、名張市民の民度の高さを感じた」と手ごたえを話した。
市観光協会によると、この日花火を楽しんだのは、会場付近で8500人、市内で約6万人に上るという。