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伊賀鉄道に新しいヘッドマーク

浪速高校・中学鉄道研究部がデザイン
全国高校生地方鉄道交流会(代表理事・大溝貫之氏)は今年8月、「選ばれる観光地“伊賀”~近鉄・JRと連携した誘客」をテーマに、第13回全国高校生地方鉄道交流会を行いオンラインを含め12校が参加した。その中で、私立浪速高等学校・浪速中学校鉄道研究部の研究成果が、企画部門の最優秀賞である伊賀鉄道株式会社社長賞を受賞。同時に副賞として伊賀鉄道車両のヘッドマークデザイン権が授与された。
それに応えて同高校と中学の鉄道研究部は全員で研究し、受賞に至った企画で評判の良かった写真なども勘案し、イメージを練りデザインを完成させた。そして10月20日、完成したヘッドマークを列車に取り付ける装着式となった。
鉄道研究部の生徒を代表し、2年生の奥邨エビスさん(16)は「伊賀鉄道が走る伊賀の地は、まさに瑞穂の国というに相応しい素晴らしい田園風景が広がっています。今回のデザインは、稲穂が実る田園風景に伊賀のシンボルとも言える伊賀上野城と手裏剣、そして伊賀鉄道とをアレンジして制作しました」とデザインに込めた思いを話した。全国高校生地方鉄道交流会代表理事の大溝貫之さんは「鉄道好きが、ヘッドマークをデザインするのは凄いこと。しかもそれがダイヤの中で走ってくれるなんて、鉄道好きにはたまらない。これも交流会の時、企画を作ってはやり直しを、みんなで幾度も繰り返して最優秀賞になったからこそ。これは自慢していい」と祝いの言葉を述べ、伊賀鉄道の福嶌博社長は「皆さんの若さと元気をもらって、これからも伊賀鉄道は、元気に走っていきたい」と生徒たちに謝辞を述べた。
出席した鉄道研究部員の4人(高校3年生1人、2年生2人、中学3年生1人)は、協力しヘッドマークを赤帯ラインのオリジナルカラー車の先頭に取り付けた。すっきりとして端正で、この車両によく似合っていた。ヘッドマークのデザイン優秀賞と言われても、遜色のない優れたデザインだ。鉄道マニア4人の晴れがましい表情が素敵だった。