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保育士・幼稚園教諭 就職フェア開催
5月29日、名張市防災センター(同市鴻之台)で、名張市「福祉子ども部」保育幼稚園室主催・ハローワーク後援の「保育士・幼稚園教諭就職フェア」が開催された。
「現役スタッフから聞く~保育園幼稚園のお仕事」がテーマ。不足している保育士・幼稚園教諭の募集に同市として一助となるべく2015年から開催されている。会場の周囲に、参加する幼稚園・保育所のブースがぐるりと並び、来年度の新卒者や、再就職を望む来訪者たちは、園の先生らと笑顔も交えながら熱心に語り合っていた。この日は就職先を決めない取り決めになっていて、来訪者は1人で5、6件のブースを回って、自由に情報を得ていた。
福祉子ども部子ども担当部長の大西哲さんは「人材の確保については、それぞれの園が日常的に募集活動をしているが、このような公の中で自由に話の出来る場については、以前から求人求職の両方から要望があって始まった催しだが、過去2年コロナ禍で開催できなかった。今年は開催にこぎつけることができ、自由に情報を得て、来場者にとっても、法人にとってもメリットのある出会いになれば」と話していた。
この日の来場者は14人で名張10人、伊賀市3人、川崎市(名張に転居)1人。リクルートスーツの現役短大生や、子育て中の主婦など様々だった。
桔梗西在住の主婦(46)は「子供が手を離れて、20年ぶりにこの仕事に戻ろうと思った。久しぶりの復帰で、しかもパートでないと無理な状況もあり、不安がいっぱいだった。幼稚園の一つ一つに自分で電話しないといけないと思っていたが、この催しを“広報なばり”で知ってやってきた。いろんな幼稚園や保育所の先生と話が聞けて本当に良かった。不安が完全になくなった」と明るい顔で語っていた。
リクルートスーツの桔梗が丘在住の短大2年生は「ずっと念願だった保母さんへの思いに、しっかり近づいた気がする。5つのブースで話をしたが、幼稚園・保育所の先生の雰囲気で話をされるので、とても参考になったし、あんな風になりたいなと思った」と感激した様子で話してくれた。
参加したのは、名張市、社会福祉法人こもはら福祉会、学校法人廣瀬学園など10法人で、傘下の幼稚園・保育園・こども園・養護学校・保育所合わせて18園あった。