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俳句ゲームを名張の小学校にも クラウドファンディングで

今年は松尾芭蕉生誕380年。「俳句」と言えば「宿題」と思ってしまう児童が多いが、子どもたちに句会の楽しさを伝えようとカードゲーム「THE kukai」を考案した伊賀・名張市の教員らのグループ「せんせいの句会」は、小中学校に配布するため、製作費を募ろうとクラウドファンディングを始めた。5月25日からCFサイト「READYFOR」で支援を募り、目標の100万円は約1週間で達成した。伊賀市内の全小中学校の全クラスに配布するため目標を150万円にしたが、それも突破した。200万円になれば、名張市の全小学校の全クラスに配布できるというので代表2人が先月27日、名張市役所を訪れ北川裕之市長に協力を要請した。
このゲームは、17音のうち2音を伏せた俳句カードに対し、2音のカードから適していると思える手札を出し合って、俳句の解釈を考えたり出来を評価し合う遊び。
この日訪れた「せんせいの句会」の森永侑樹代表(名張小学校教・32)は「言葉遊びを通して、人の思いを考える子どもが増えれば」と言い、福間健太副代表(上野東小学校教諭・28)は「ゲームをすることで俳句に触れる子どもを増やしたい」と言いながら、北川市長をゲームに誘った。ゲームを楽しんだ市長は「子どもの創造力や表現力が養われると思う。応援したい」と応えていた。CFは7月15日迄、専用サイト「READYFOR」から。