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元気いっぱい!蔵持市民センター祭
第42回蔵持市民センター祭が11月30日・12月1日に開催された。今年のテーマは「マルっと蔵持!!」。蔵本市民センター、名張市立蔵持小学校体育館、同運動場をフルに使った熱い2日間だった。
市民センターでは、書道、絵手紙、陶芸、洋裁、絵画、写真、創作オブジェなど地元サークルや個人の作品と、蔵持小学校児童、蔵持こども園の園児たちの作品展示。近くに湧き出る「蔵清水」を使ったカフェが開設され、1日には、市立桔梗が丘中学校茶道部の生徒たちによるお茶会があった。顧問の坂本悠先生が「部活動で学んだことを実践する良い機会」と話し、1年生の竹下葵さんと田中由凜香さんは「お客さんが自分たちの部活を受け入れてくれるのが嬉しい」と話していた。お客さんの丸井房雄さん(71・緑が丘)は「お茶もお菓子もおいしかった。元気が出た」と顔をほころばせていた。
体育館では「歌の花畑!」が30日に行われ、プロの声楽家も交えた混声合唱団、桔梗が丘中学音楽部と蔵本小学校がコラボした演奏や合唱、会場全体で歌うなど、みんなで音楽を楽しんだ。1日の体育館内は「わくわく広場」となって、羊毛ボール、レジン・オーナメント作りなどワークショップが並び、eスポーツ体験などもあり、子どもたちがワイワイ楽しんだ。大迫力は、亀山市から来た亀鈴(きれい)トイレールクラブ「こまち」の小林桂さん(52)による、幅2・7㍍、奥行き5・4㍍、高さ2・7㍍で、周囲に子どもたちが自分で持ち込んだ列車を走らせることができる大パノラマのプラレールと、幅3・8㍍、奥行き5・4㍍、高さ2・7㍍の大プラレールタワー。小林さんには追っかけの小学生がいて、滋賀県甲賀市立希望ヶ丘小学校6年の松木和真(かずま)君。11月は3回ぐらい小林さんを追いかけているという。「いつまでもトイレールと列車パノラマの世界に一緒にいたい」と嬉しそうに話していた。
グランドでは蔵持消防団のアンシンダーショー、三重県警察のミーポくん、蔵持音頭保存会、伊賀琉真太鼓、蔵持獅子神楽保存会が伝統芸能を披露し、最後にシャボン玉おじさんで華やかに幕を閉じた。シャボン玉おじさんの角田航太さん(35)は、「『名張もりあげ隊』をつくった。市役所の前の広場でナイトバブルショーを考えている。若者の祭りで、市民の手で、この町をがんがん盛り上げたい」と元気よく話していた。
今回の市民センター祭は、小・中・高校生、若者から40代を中心に70代まで、集まったボランティアは約190人。地域を元気にしたい若者たちの思いと、伝統がかみ合った活気にあふれたセンター祭であった。市民センター長の三瀬幸綱さん(76)は「皆さんのお力で、子どもから大人まで多くの人が一緒になって盛り上がった。地域とセンターが密になった」と喜んだ。