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力作ズラリ 約100点 名張高校卒業制作展

三重県立名張高等学校表現デザイン系列美術専攻の卒業制作展が2月15~16日、リバーナホール(イオン名張店3階)で開催された。会場に入ると7人の卒業生による50号20点、30号10点の油彩やアクリルの大きな作品が目を引いた。風景や人物、抽象的なもの等どれも若者らしく伸び伸びと描かれ、その他日頃の学習の成果が現れているデッサンなど、併せて約100点の作品が展示されていた。
会場で当番をしていた3年生の北森義人さんは「昨日の私、今日の私」というテーマで油彩の50号を仕上げた。小学校の頃の自分を中心に、思い出の校舎やペットを書き込んだ。ペットといっても魚なのがユニーク。同じく3年生の陸松祥偉さんは「街風」と題した30号の油彩を仕上げた。都会のビルや空間を闇っぽく表現する為ペインティングナイフで仕上げ、車を筆で仕上げた。「ナイフと筆の感覚が練習になった」と言う。北森さんは京都、陸松さんは大阪の夫々芸術系大学のデザイン系に進学が決まっていると話した。
美術専攻コースを指導している杉本友香先生(31)は、生徒達が思い出に残るような作品を描いて欲しいと思い3年生の6~9月は自由課題を、10月~1月は進学や就職で離れる「ふるさと」をテーマにしたという。「高校生の絵は、描きたい物を描いているので、面白い」と話したが、どの生徒の絵も自分を縛ること無く、伸び伸び解放されているところに、先生の指導が窺われた。