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名張の四季の感動を 写団なばり写真展

名張の写真愛好家グループ「写団なばり」は10月22日~11月20日まで、やなせ宿(新町)の中蔵ギャラリーで「ふるさと隠(なばり)の四季を撮る」写真展を開いている。会期を前半と後半の2ステージに分け、途中11月6日には展示写真を入れ替えた。
メンバーは60~90代の10人、写真歴は20~30年以上。各ステージ20作品ずつ、合計40作品を展示。今回は春・夏・秋・冬のコーナーに分け、それぞれが「ふるさと隠」を表現している。作品にはタイトルと共に撮影地が記してあるので、場所が分かり親しみが増す。有田均さんの「田植の頃」は、自転車で走っていて思わずシャッターを切ったという、美旗中村の田んぼの夕景が美しい。91歳の瀬森義和さんの「家並み」は、モノクロで撮った旧町の古い家だが、周囲の町屋の三角のシルエットがモダンな印象で、年齢を感じさせない感性に感服。中森晴子さんの「二人の世界」は、満開の桜・カップル・堰を流れる水の動き、全てのバランスが完璧。松田賢治さんの「赤と白のワルツ」は、桜・咲き誇る大きなコブシの木・赤い車がファッション誌のよう。松本順子さんの「星降る夜」は、夏の天の川を正面に流れ星が1つ、青蓮寺湖に映る星影が美しい。その他の皆さんのどの作品も、チャレンジを感じさせる作品。安定感ある作風、祭りの活気、お孫さんのスナップなど、作家の言葉を感じさせるものばかり。
2011年11月から始め、今年で14回目の「ふるさと隠の四季を撮る」。来年はどのような風景が展開するのだろう。