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名張EXPO2024盛況

名張の地域活性化イベント
名張にある企業が18社参加したイベント「名張EXPO2024」が9月21・22日の両日、名張産業振興センターアスピアで開催された。格安な商品提供やワークショップを通して、SDGsに着目した名張市内の企業の活動を市民にPRするもので、世界的アートフラワーブランドのエミリオ・ロバが主催し、名張市産業活性化推進協議会が共催した。
エミリオ・ロバは、高級なアートフラワーを百貨店などに納入している名張の有力企業。検品落ちの商品(殆どわからない些細なキズ)を廃棄しないでSDGsマーケットとして市場価格の50~90㌫引きで販売。これに留まらず市内の企業に参加を呼びかけ、それぞれの商品の魅力や企業姿勢を通じ、名張のものづくりの素晴らしさを市内外に発信し、地域振興に貢献しようと企画した。
昨年に続き2年目となる今年は、昨年の倍以上の21社が参加し、各社は企業のSDGsへの取り組みを訴えながら、食品、米、ワイン、手作り雑貨、アイアン雑貨、掃除関連商品などを販売し、ワークショップで楽しませていた。
21日には、エミリオ・ロバのアートフラワーを使って、名張高校の華道部の生徒がブーケや花束を作り、それを使い同校ファッション専攻の3年生14人が、自分が創ったドレスや浴衣を着てファッションショーが行われ、会場を大いに盛り上げた。
華道部部長の2年生今村彩乃さん(17)は「自分たちが作ったブーケを持って目の前を歩いている姿を見ると、頑張って作ってよかったと思った。ブーケが本物に見えた」と語り、ファッション専攻3年生の小山芽愛さん(18)は「緊張したけれど、ランウェイを歩いて嬉しかった。ブーケが目立つように持ち方を考えた」と話していた。  ファッションショーの後には、大阪・関西万博のマスコットキャラクター「ミャクミャク」と、市公認キャラクター「なばりん」のリアル版も現れて来場者と交流した。
エミリオ・ロバのイベント責任者・奥田知久ブランドマネージャーは「今年は多くの企業さんの参加を頂いた。市民、市役所、商工会議所の協力と、参加企業さんには地域起こしのため、多大なご協力を頂いた。そして名張高校さんにも。このEXPO名張が大変盛況で、皆さんに喜ばれたのは、多くの方々のご協力のおかげです」と感謝の言葉を述べていた。
昨年は1日のみの開催で、来場者は1044人であったが、今年は2日間で約3倍の3158人の来場があったという。