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唐招提寺に女竹2070本奉納
奈良唐招提寺の伝統行事・うちわまきの宝扇に使われる女竹が、1月11日に伐採・選別され19日唐招提寺に奉納された。奉納したのは名張市の「唐招提寺に竹を送る会」(奥西勲会長)の会員ら32人。
唐招提寺中興の祖である覚盛(かくじょう)上人の不殺生の教えを守るため、蚊を追い払う団扇を備えたのが始まりとされている。「うちわまき」は上人の命日にあたる5月19日に毎年催され、約760年続いており、宝扇(うちわ)はハート形で魔除けの願いも込められている。
奉納のため名張市出発の前に、同市滝之原の龍性院で安全祈願法要が行われた。その後唐招提寺に向けて出発した。今年は過去最多の2070本が奉納された。
奥西会長は「皆さんの協力で今迄で最多の2000本を超える本数が集まった。会の取り組みが皆さんに知られるようになりありがたい」と話していた。