1. HOME
  2. 今週のトピックス
  3. 希望を胸に門出を祝う名張市 二十歳のつどい

Topics

トピックス

希望を胸に門出を祝う名張市 二十歳のつどい

成人の日を前に1月12日、名張市では「二十歳のつどい」が開かれた。会場のadsホールには、艶やかな振り袖やスーツ姿の若者たちが溌剌として式典に臨んだ。対象者714人のうち524人が出席し、出席率は73・4㌫であった。主催は名張市、同教育委員会、同二十歳のつどい実行委員会。
式典はオープニングセレモニーとして「天正みだれ太鼓保存会」が勇壮な太鼓を響かせて若者たちを祝った。
主催者挨拶で北川裕之名張市長は、同市のブランドロゴ「なんとかなるなる。なばりです。」制作の経緯を話し「名張のまちの魅力は人と人との繋がり、温かさ。不安や悩みがあっても廻りの皆さんが『何とかなるよ』『何とかしていこ』と言って助けてくれる。それがこの街の魅力。『なんとかなるなる。なばりです。』は名張がずーっと皆さんと繋がっていて、将来もずーっと皆さんを守り続けていく誓いの言葉でもある。この言葉を忘れずに、これからの人生を素晴らしいものに」と励ましの言葉を贈った。また、祝辞で名張市議会の永岡禎議長と荊原広樹県議は「初任給で『ふるさと納税』を」と呼びかけた。
新成人を代表して3人がスピーチを行った。大学で理学療法を学んでいる立道愛和さんは「将来は身体や心のケアが出来る理学療法士となり、いずれは名張に戻り、お世話になった方々に少しでも恩返しが出来るよう精進したい」と話し、実行委員会委員長の岡田崇佑さんは「大学で、ベンチャー、中小企業論を学んでいる。覚悟と責任を持って自分の道をしっかり歩む」と述べ、大学で臨床検査を学んでいる森長まなかさんは「多くの人の健康や病気の治療、早期発見に携ることに努める。選んだ道に自信を持ち、沢山の人の支えになる大人になる」と誓った。
式の最後には実行委員会が編集した、中学時代の教員へのインタビューが流された。「卒業式の練習を始める日から休校になった」「1人1人に卒業証書を渡せるように校長と喧嘩した」「ぶっつけ本番の卒業式、みんなの力に感心した」等々、この世代がコロナに翻弄されたのが伺えた。
式場の表で3人の新成人に話を聞いた。大阪女学院高校を卒業し、関西学院大学商学部の栢森美桜名さんは「高校が大阪だったので、懐かしい友人たちに会えるのが楽しみ。来年度からスイスに留学が決まっている。世界で働く仕事をしたい」、三重大学教育学部の杉岡愛音さんは「成人の実感がなかったが晴れ着を着ると実感が沸いてきた。数学の先生になって頑張りたい」、畿央大学教育学部の大﨑颯人さんは「児童が笑顔で授業を受けられる小学校の先生を目指している」とそれぞれ希望に満ちた抱負を話してくれた。