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幸せ祈って破魔矢作り 真性寺で初午祭の準備

厄除け観音として知られる馬頭山真性寺(しんしょうじ・新田)で1月30日、初午祭で頒布される破魔矢作りが行われた。真性寺は初午寺とも呼ばれ、創建以来毎年2月の初午の日(現在は2月11日)に初午祭りを行っている。僧侶の厄除け開運の祈祷に合わせ、多くの人々が幸せを祈りに参拝する。
この辺りは地名の通り新田が開発された地域で、開発に携り農業に従事してきた人々の心のよりどころとして約360年前建立されたお寺と言われ、厄除け開運の仏である馬頭観音がご本尊。新しく生まれた土地から障碍(さわり)を取り除き、当地に住む人々の幸せと安全を祈願してきた。
この日破魔矢作りを行ったのは檀家総代表の竹島賢さん(77)、新田区檀家総代の亀澤秀俊さん(74)、同じく檀家総代の松本英樹さん(75)、西原町区檀家総代の中森博文さん(71)の4人。午前中に破魔矢200本、お守り450個、お札500枚を作った。破魔矢は1000円、お守りとお札は500円で当日頒布される。
住職の上田通雄さん(44)は、「大般若経600巻を転読することによって、皆様方の厄除け開運祈願を行っています。お参り頂いた方々の無病息災や家内安全を、心を込めて祈願いたしますので、どうぞお参りください」と話している。
初午祭は11日午前8時30分~午後3時。寄進・祈祷その他のお問い合わせは真性寺(0595・65・5089)まで。