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心を一つに大合唱‼名張市小中学校音楽会
名張市教育委員会主催の「令和6年度名張市小中学校音楽会(小学校の部)」が10月24日、adsホール(松崎町)で行われた。日頃の音楽の授業で豊かな情操を養い、授業の成果を互いに聴きあい、学校間の親睦を図るのが目的。演奏に先立ち西山嘉一教育長が「一生懸命練習したことと思う。自分の力を信じて、何より合唱を楽しんで。他の学校の歌も聞いて」と励ました。
この日は午前の部7小学校、午後の部7小学校、合わせて14校・約640人の5年生の児童が練習の成果を披露した。演奏にあたっては、代表の児童が、自分たちの学校の環境や、人々とのかかわり、学校生活を紹介し、「一生懸命歌います。聴いてください!」と言って演奏に入った。午前の部では▽薦原(14人)「HEIWAの鐘」▽錦生赤目(27人)「マイバラード」▽桔梗が丘東(30人)「地球星歌~笑顔のために~」▽梅が丘(44人)「365日の紙飛行機」▽比奈知(44人)「あ・うん~2024special ver,~」▽百合が丘(62人)「大切なもの」▽つつじが丘(92人)「僕のこと」の以上7校のステージが終わった後、午前の部全員で「ゆかいに歩けば」を大合唱。
午後の部では▽箕曲(11人)「マイバラード」▽すずらん台(24人)「栄光の架橋」▽蔵持(32人)「Believe」▽桔梗が丘南(50人)「With You Smile」▽美旗(62人)「出会えた君へ」▽名張(66人)「みんながみんな英雄」▽桔梗が丘(80人)「空高く」の以上7校の演奏の後、午後の部全員で「ゆかいに歩けば」を大合唱した。
学校によって人数の違いはあるが(11~92人)、どの学校もよく練習しているのが分かる演奏だった。特に言葉が分り易く、音程も大事にしながら元気に声を出し、楽しそうに歌っているのが感動を呼んだ。それぞれの学校で、それぞれの音楽が表現されていた。毎年、太鼓演奏を披露する比奈知小学校は、44人の気合いが正に「あ・うん」の呼吸。ぴったり合ってスリル満点、大きな拍手を浴びていた。そして午前の部も午後の部も、場内を感動の渦で満たしたのが、今年から始めた「全体合唱」。300人以上で歌った曲は「ゆかいに歩けば」で、父兄の中には感動して涙をぬぐう人もいた程。
最後に、桔梗が丘小学校の前田かおり校長が「どこの学校の演奏も素晴らしかった!楽しんで歌っているのを見て、とっても嬉しい気持になりました。練習を始めた時、なかなかみんなの気持ちが1つにならなかったり、歌詞が覚えられなかったり、友達と一緒に悩んだこともあったかもしれない。でも1つ1つの山を越え、工夫と努力をいっぱい詰め込んだ曲が今日、舞台の上で披露されました。演奏会大成功でした!そして最後の全体合唱です。『素晴らしい!』この一言に尽きます。会場が震えていました。本当にみんなの気持ちが1つになったら、人をこんなにも感動させる力があるんだと感じさせてくれました」と児童らに達成感いっぱいの言葉をかけていた。なお、小中学校音楽会の中学校の部は、11月8日に開催される。