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武家屋敷で平安貴族に変身 伊賀市 3日まで「城下町のおひなさん」
伊賀市の中心市街地で新旧さまざまなひな人形が披露される「伊賀上野城下町のおひなさん」は2月7日に開幕、展示のほかに多彩な企画が市民や観光客を楽しませ、3月3日に最終日を迎える。
実行委員会が主催し、今年が17回目。本町通り周辺の民家や店舗にひな人形が飾られ、ひな祭りにちなんだワークショップも開催、ランチやスイーツの販売などもあった。
2月22日からの三連休は強烈な寒波に直撃されたが、上野忍町に残る武家屋敷の赤井家住宅は「子どもなりきりおひなさま」でにぎわった。5年ぶりに復活した催しで、1歳から10歳までが対象。男の子は束帯や狩衣に、女の子は十二単に着替え、男びなと女びなに扮する。親子連れが次々に訪れ、子どもたちは女性スタッフのサポートで手早く平安貴族に変身、笑顔で金屏風の前に立ったところを両親が写真撮影していた。開催は3月1、2日の午前9時から午後3時30分(最終日は3時)まで。参加費1000円。当日受付のみ。問い合わせは全日本和装作法伊賀学院(090・2260・5153)へ。
崇広堂にズラリとひな人形
上野丸之内の史跡旧崇広堂では、広い座敷に七段飾りのひな人形が6組、ズラリと勢揃い。いずれも近隣の旧家などに愛蔵されていたもので、城下町の伝統を感じさせ、じっくり見入る人が多かった。上野東町の白鳳プラザ、上野丸之内のハイトピア伊賀などでもひな人形が展示されている。
白鳳プラザでは三連休に「キレイアートフェスタ」と名づけたワークショップが催された。ハンドメイドで楽しめるヘアゴム、リース、ストラップ、キーホルダーなど、日替わりで10のアイテムが登場、テーブルには完成した作品が展示され、希望者には作り方が手ほどきされた。
「伊賀上野城下町のおひなさん」の問い合わせは、市観光戦略課(0595・22・9670=平日)、伊賀上野観光協会(0595・26・7788=土・日・祝日)へ。