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産業部部内研修「ハカ」

ニュージーランドラグビーのオールブラックスが試合前に行うパフォーマンス「ハカ」を先月28日、名張市産業部(山下光彦部長)が部内研修に取り上げ、約35人が取り組んだ。マオリ族の舞踊「ハカ」を紹介し指導するのは、フルグリーナス・ザビエルさん(28)。
ザビエルさんは、大学で言語学と日本語を専攻し2017年から4年間、鳥取の県立高校でALT(外国語指導助手)を務め、本年5月から国際交流員(CIR)として、産業部観光交流室に配属。母国でもハカを指導していたことから、今回の研修となった。 ザビエルさんの言うとおりに「カマテ カマテ(私は死ぬ!)」「カオラ カオラ(私は生きる!)」など発声しながら、膝を叩き、肘を打ち、腕を組み、天を指さし「ヒー!」と言って舌を出す。30~40分ほどの練習で一通りマオリ語を発声し、振り付けを身に着け、最後には全員で踊った。「私は死ぬ!私は死ぬ!私は生きる!私は生きる!見よ、この勇気あるものを。ここにいる毛深い男が 再び太陽を輝かせる 一歩前へ! さらに一歩上へ!太陽の世界までに!」戦いを前にした緊迫のハカであった。
ザビエルさんは「死を覚悟して戦い、生きる喜びを全身で表現している。ハカの精神を仕事にも生かして」と仲間に呼びかけた。ザビエルさんの任期は来年4月迄だが、最大5年間延長できる。「任期中に、名張オリジナルのハカを作りたい」と力を込めて話した。
「どんな名張版ハカができるのか楽しみでワクワクします」と参加した男性職員(36)が目を輝かせた。