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祝・創立150周年 名張小学校で式典

今年6月に創立150周年を迎えた名張市立名張小学校(廣岡茂斉校長)で10月14日、全校生徒や保護者など、約600人が出席し記念式典が行われた。同校は1873年「梁瀬学校」として創立、1933年校歌制定、1954年校名が現在の名張市立名張小学校になった。卒業生は1万人を遥かに超えるという。
童らが声を揃えて、スクリーンの数字をごー!、よん!、さん!、にー!、いち!、ゼロ!と叫んで投影が始まったプロジェクションマッピングで式が開始。カラフルな映像とリズム、バックミュージックに平井堅さんの「桔梗が丘」が流れる中、150年の歴史が映し出され、児童の歓声が響いた。プロジェクションマッピングを作ったのは、卒業生の藤木泰之さん。華やかな映像の後、同校卒業生で名張小学校創立150周年記念事業実行委員会の福廣勝介実行委員長が、記念事業について経過報告をした。
この後、伊賀地域を代表する、菅生和光さん指揮のブラスオーケストラ「WAKO‘S WIND ORCHESTRA」の40人による記念コンサートが開かれた。「軽騎兵序曲」の冒頭のトランペットが鳴り始めると児童らは直ぐに聞き入り「威風堂々」でブラスの世界に入りこんだ。「桔梗ケ丘行進曲(旧・名張小学校校歌)」では全員で声を揃え3番まで歌った。スタジオジブリ名曲集では、「歩こう、歩こう、私は元気」「となりのトトロ」など手拍子と合唱で、盛り上がり、ディズニーメロディでも手拍子が湧いていた。最後に全校にアンケートした結果選ばれた、映画「ワンピース・レッド」の主題歌「新時代」が演奏され、歌と手拍子で最高潮に。アンコールは「勇気100%」が演奏された。楽器紹介が楽しく、将来やってみたい楽器を見つけた児童もいただろう。
のオーケストラは菅生さんの教え子が半分ぐらいで、後は純粋に音楽の方向性に共鳴している仲間や友人達で、プロもいるという。菅生さんは「今日は子どもたちがノッテくれたので良い演奏会になった。音楽は、演奏者と客席が一緒に創る面がある。雰囲気が良かったので、自分たちも楽しかったと演奏者みんなが言っている。子どもたちに感謝する」と話していた。
廣岡校長が「名張小学校は、ずっとこのように色々な方々に助けられ、150歳にたどり着きました。この式典ができたのも、多くの皆さんに支えられたおかげです」と礼を言い、児童らに向けて「今日は本当に嬉しかった。大きな声で歌を歌ってくれた。校歌も、新時代も、勇気100%も」。そして「一期一会」と書いた紙を広げて「人と出会ったときに、ひょっとして最後の出会いかもしれない。誰と出会う時も相手の気持ちを考え、その人との時間を大切にしよう。そんな思いがこもった言葉です。名張小学校150周年、今日は本当に良い出会いがあった。これからも友達も、勉強も、運動も遊びでも、皆を大切にしてくれると嬉しいです」と語り掛け「会場の皆様、WAKO‘S WIND ORCHESTRAの皆さん、ありがとうございました」と謝辞を述べた。
なお、この日の午前中は、同校の卒業生で、元阪神タイガース投手・桑原謙太朗さんによる、5・6年生対象の野球教室が開催され、スローイングの基本を練習した。