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笑顔の花を咲かせよう つばさ学園が花咲くプランター寄贈
三重県立特別支援学校伊賀つばさ学園(名張市美旗町)中学部の生徒らが2月3日、手作りしたパンジーの咲いているプランターと、そのカバー及びカレンダーを名張市に寄贈した。
同学園中学部では2020年から「地域に笑顔を咲かせようプロジェクト」を始め、作業学習班の活動の一環として、園芸班は種から育てたパンジーの咲くプランター、木工班はそれを入れる木製のプランターカバー、カレンダー班は牛乳パックを細かくちぎって漉いた紙でカレンダーを作ってきた。この日は、プランター(パンジーの花が3つ咲いている)とプランターカバーを5組、卓上用と壁掛け式1組のカレンダーを寄贈。
出席したのは中学部1年の川口透弥さん(園芸班)、同2年の山田瑛太さん(木工班)、伊藤拓真さん(園芸班)、有坂友惺さん(木工班)、同3年の坂浦優弥さん(木工班)の生徒5人と、教諭の稲垣太一さん、神保俊彦さん、西岡一樹さん。有坂さんは「木をバーナーで炙って水を掛けてブラシで磨いて、乾かしてからドリルでビス留めした。綺麗に出来た」とはにかみながら話した。指導の先生は「木の合わせ目など細かいところまでしっかり出来ている。つばさ学園の子ども達の頑張りを見て欲しい」と語った。
同学園の中学部は34人。この他に、クラフト班(封筒やポチ袋作り)、サービス班(自転車の点検整備)、ハーブ班(ドライフラワーやポプリ作り)の3つの作業班があり(併せて6班)、学園祭には成果を披露しているという。
中村岳彦副市長は「今回皆さんに頂いたお花は、市役所を訪れた人々が見て、きっと幸せな気持ちになることと確信します。これからも、このような活動を通じ仲間や地域との繋がりを大切にしてください」とお礼の言葉を述べた。プランターは市役所玄関に、カレンダーは3階のエレベータ正面に展示される。
つばさ学園では、当市役所の他に、美旗市民センター、武道交流館いきいき、伊賀市役所、菅原神社、上野図書館にも寄贈。寄贈するプランター、プランターカバーは合計30組にも及ぶ。