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第5回名張学園祭 若者が企画・運営

名張地区まちづくり協議会主催の「第5回名張学園祭」が11月17日、adsホール(松崎町)、朝日公園、名張市民センター」で開催された。主催はまちづくり協議会だが、実際は名張にゆかりのある高校生や大学生が企画から運営、出展者や出演者の募集を行い、名張を盛り上げようとする催しで今年で5年目となる。
当日は、前夜の雨も止み秋晴れ。朝日公園には多くのキッチンカーや屋台が並び、家族連れや若者たちが楽しんだ。自衛隊の軽装甲車や消防車やパトカーも、子供たちが制帽・制服を着て乗車体験し、家族が写真を撮って賑わっていた。名張警察のテントでは、子供たちが実際に空き缶を手に持った後、指紋を採る「かんしき体験」。自分の指紋の着いたシートをもらって大切に持って帰っていた。また名張高校の華道部の生徒が子供たちに生け花を教え、作った生け花を持ち帰れるので、こちらも人気があった。
adsホールでは歌やダンスのグループ11組が熱演を繰り広げた。名張高校ファッション専攻の17人は、自分たちがデザインして縫製したドレスやワンピースを着てファッションショーをした。1人1人登場するたび、ポーズをするたびに拍手が沸き、華やいだステージだった。ファッション専攻3年生の中井梨湖さんは「自分でデザインして、布から選んで買いに行き縫製した。成果を大勢の人に見てもらって気持ちが良かった」とうれしそうに話していた。
「ナッキー号」にバスアート
朝日公園の駐車場では、コミュニティバス「ナッキー号」に県立名張高校と、名張青峰高校の美術部の生徒16人が、絵を描いたバスアートのお披露目があった。生徒たちはアイデアを出し合い、2日に名張高校にやってきたナッキー号に絵を描いた。赤目の滝、オオサンショウウオ、ブドウ、メロン、モミジ、キキョウ、ウグイス、ひやわん、ナバリン、そしてナッキーも忘れずにしっかり描かれていた。名張高校美術部部長の1年生福島悠姫奈さんは「話を聞いてバスに絵が描けるってワクワクした。名張の良いところをギュッと詰め込んだデザインにした」と笑顔で話していた。この市街地循環型バスのナッキー号は18日から運行し、運賃は1乗車100円、18歳以下や妊婦、障害者は無料となっている。
当日は多くの人や家族連れが楽しんでいた。それを眺めながら、実行委員長の森本未來さん(名張高2)は「昨夜は雨だったので天気が悪かったら、人が来なかったらどうしよう、とか心配ばかりしていた。天気も良くて、人がたくさん来てくれたので本当にほっとしている。子供たちが多いのも嬉しい」と安堵の様子だった。