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第48回 名張ピアノコンクール
第48回名張ピアノコンクールが6月9日、adsホール(松崎町)で開催された。参加は、幼児の部(2人)、小学1・2年生の部(13人)、小学3・4年生の部(9人)、小学5・6年生の部(8人)、中学生の部(6人)、高校生の部(1人)、大学生・一般の部(9人)。合計48人が演奏した。三重県だけでなく、大阪、奈良、滋賀など広範囲から応募者が集まり、大学・一般の部の応募者が多いなど、注目を集めているコンクールであることが分かる。SNSでは東北地方からも問い合わせがあったという。
表彰は、金賞、銀賞、銅賞、奨励賞、努力賞があるが、努力賞は中学生以上には無い。金・銀・銅賞以上の受賞者は次の通り。
幼児の部=受賞者なし▼小学1・2年の部=金賞・川森仁翔(伊賀市上野東小2)、銀賞・川上隼弥(四日市市三重西小2)、銅賞・榊梨那(伊賀市成和東小2)、松村彩花(伊賀市上野東小1)、谷柑奈(四日市市三重小2)▼小学3・4年の部=金賞なし、銀賞・川島小乃羽(伊賀市島ヶ原小4)、銅賞・角ひかり(枚方市伊加賀小3)、小次志保(大和郡山市郡山南小4)▼小学5・6年の部=金賞なし、銀賞・澤田蒼空(伊賀市上野東小5)、銅賞・山下結衣(奈良市鶴舞小5)▼中学生の部=金賞なし、銀賞・坂本結音(名張市桔梗が丘中1)、銅賞・祖父江希果(同)、河本優海(伊賀市島ケ原中2)▼高校生の部=金賞・神代唯七(草津東高3)▼大学生・一般の部=金賞・阿部紗奈(京都市立芸術大学1)、銀賞・藤田心音(京都市立堀川高校卒)、薮内優月(大阪音楽大学大学院1)、銅賞・仲森妃花(同志社女子大学2)、木下裕美子(滋賀大学大学院修了)。▼特別賞として、名張市教育委員会賞・川森仁翔(上野東小2)、名張文化協会賞・阿部紗奈(京都市立芸術大学1)。
査員は、稲垣聡(相愛大学)、小出ひろみ(大阪音楽大学)、土居知子(京都女子大学)の3氏。講評で稲垣氏は「ピアノは他の楽器に比べて音の数が多い。アンサンブルをひとりでやる。曲を理解するのに時間がかかるし、1人でいろんなパートをやらなければならない。それにはまず全体の構成と流れを押えることが大切。課題曲のバッハは、二声三声の声部がそれぞれどのように関わっているかよく考えること。これからの練習でもバッハやエチュードをおろそかにしないように」と語った。
高校生の部で金賞を受賞した神代唯奈さん(草津東高3年)は「ものすごく練習しました。受賞出来てとても嬉しいです。芸術系大学に進学して、将来は音楽の先生になりたいです」遠方(草津)への帰りを急ぎながら、喜びを話してくれた。