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箕曲小と地域の取組 文部科学大臣表彰
名張市立箕曲小学校(前田かおり校長)及び同校運営協議会(中野信宏会長)等が13日、子供を核とした地域づくりを始めとする、様々な取り組みを行ってきたことが認められ、令和4年度「コミュニティ・スクールと地域学校協働活動の一体的推進」に係る文部科学大臣表彰を受賞し、北川裕之名張市長を訪問、成果を報告した。
箕曲小学校は生徒数82人と市内で最も少ないが、「地域と共にある学校」を昔から学校経営の中核に据えて取り組んでおり、同校運営協議会は「登下校の見守り」を始め「田植え」「桃の栽培」等多くの体験活動を、支援を行う地域づくり委員会の人々と一体となって行ってきた。
昨年5月に、それまで個別に実施されていた「一年生を迎える会」「地域清掃」を一本化し、遠足を兼ねた「みのわ冒険の旅」と名付けて取り組んだ。これは校区内に点在する神社や酒屋や市民センターなどを巡り、ボランティアから歴史や地理の説明を聞き、見守りボランティアが安全を確認しながら清掃活動も行ったもの。このコミュニティ・スクールと地域の協働活動が評価され、今回の受賞につながった。今年の5月にも活動を予定している。
受賞報告を受けた北川市長は「地域の皆さんのご尽力にお礼を申し上げたい。受賞を機に、何よりも子供たちが素晴らしい学校生活を送れるように、さらに連携を深めていただきたい」と称賛し、同席した西山嘉一教育長は「子どもたちは本当に地域の人々に育まれている。
これを進めるにあたって地域づくり委員会のコーディネーターの人々が、子供たちを楽しく冒険の旅にいざなっているのを感じる。県内で3地区表彰された。今後も名張市の見本となって発信していただきたい」と祝いの言葉を述べた。
中野会長は「昔から学校と地域には深い繋がりがある。この流れを続けて行き、学校の活性化に協力していきたい」と意欲を述べ、前田校長は「地域の皆さんに声をかけていただくことが、子供たちのモチベーションに繋がる。地域と共にある学校づくりを続け、子供たちに深い学びを与えていきたい」と抱負を語った。