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緊急時対応を合同訓練 路上でガス漏れ事故

名張近鉄ガス(桔梗が丘1)が8月7日、路上でLPガスのボンベ交換作業中に、車両衝突事故が発生したとの想定で名張消防署と連携し、二次災害防止と車両からの負傷者救出のための合同訓練を行った。参加したのは名張消防署14人、名張近鉄ガス7人で咄嗟の事故の連携を確認した。
ガスボンベ交換中のトラックに、軽バンが衝突。ガスボンベが路上に散乱、軽バンの運転手は車両内で意識不明、LPガスは空気より重いため路上に這う様に広がり、マンホールに滞留するという危険な状況を想定した場面から、訓練は始まった。通報で駆け付けた消防署員が、意識不明の運転手を車両から救出。近鉄ガスの職員がボンベを片付ける一方、検知器でガス漏れを検出し、マンホールにフレキシブルダクトを挿入し、ファンを使ってガスを空中に放出した。その間消防は出火に備えて放水の体勢を取っていた。
訓練の後の検討会では、ボンベ内はマイナス42度、ボンベの容量50㌔で重量は100㌔、20㌔で40㌔になる。常に立てた状態で使用保管する、ホースに穴が開いた場合も、ガムテープ等で穴が塞げる事や、ボンベに火が付いた場合も冷やす事等々の確認を行った。
訓練が終了し、名張消防署の中野善裕副所長が「訓練は繰り返すことで、何時でも起こり得る状況に対応できる。現場での連携強化につなげたい」と講評した。