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近鉄ツアー列車で名張をPR 名張・名張青峰高校放送部
近畿日本鉄道は8月4日「名張市制施行70周年記念PRツアー」を行った。車両は団体専用列車「楽(らく)」を使用し、列車には70周年記念ロゴのヘッドマークが取り付けられた。車内には名張高校、名張青峰高校の放送部員が同乗し、車内アナウンスで、名張の観光やまちの魅力をPRした。
この日の列車「楽」は、4両編成で外観は「漆メタリック」、先頭車両には「楽VISTAスポット」として見晴らしの良いパノラマビューを楽しめるフリースペースがあり、中間車両の座席には大型テーブルを設置する等、各所に旅行を楽しめる設備が工夫されていた。列車は午前9時9分上本町駅を出発し、橿原神宮前、京都駅、大和八木駅を経て13時7分名張駅着。約1時間停車した後、復路は14時5分名張駅発、大阪上本町駅15時13分到着、解散の行程で、約80人が参加した。
高校生たちは往路の大和八木駅で乗車し、名張駅到着の間に車内アナウンスを行った。オオサンショウウオや名張の歴史、市民による竹灯りプロジェクトの話を通して名張を紹介したのは名張高3年生の口山悠矢さんと藤本優羽さん。口山さんは「伝えるという気持ちを、もう少し思いを込めれば良かったかな。失敗は無かった」藤本さんは「もう少し大らかにゆっくり話せればよかったと思うけれど、全体としては良かった」と語った。赤目水族館、夏見廃寺、藤堂家など観光名所とその歴史や、赤目プリン、なばり饅頭等特産品の紹介をしたのは、名張青峰高3年生の中山紗世さんと1年生の平山子順さん。中山さんは「ブースのようなところでアナウンスしたので、お客さんの姿は見えなかったが、聞いているお客さんを想像しながら話していると、だんだん楽しい気分で話すことができた」平山さんは「いつもと違う雰囲気で緊張した」と話していた。
車内では、名張市観光協会が、名張饅頭や忍法赤目プリンなどを販売し、蔵元3社の名張の地酒飲み比べや、デラウエアぶどうが提供された。また、70周年ロゴに「楽」の車体をあしらった缶バッジを作成し、乗客全員に配布した。約1時間の停車時間中は、参加者の多くは駅前の土産物店、飲食店などで、利き酒を行ったばかりの酒を買い求めたり、市内散策を楽しんでいた。